「極上の一撃」「600点目も神業だった」天王山で決めたメッシの強烈FK弾に世界が熱狂!

2018年03月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルサOBのリネカーも「すべてが最高級」と絶賛

ここぞの大一番でまたしても大仕事。メッシの3戦連続FK弾はキャリア通算600点目のメモリアルゴールとなった。(C)Getty Images

 やはり大一番の趨勢を決めたのは、アルゼンチン代表の至宝だった。
 
 現地時間3月4日、世界中のファンの目がリーガ・エスパニョーラ天王山対決に注がれた。首位バルセロナが、5ポイント差で追う2位アトレティコ・マドリーを本拠地カンプ・ノウで迎え撃った一戦。バルサはこれを1-0でモノにし、2シーズンぶり25回目のリーガ制覇に大きく前進したのだ。
 
 決勝点は26分、リオネル・メッシの左足によってもたらされた。ゴール正面で自身が得たFKを鮮やかに蹴り込んだのである。高く舞い、鋭く曲がり、深く落ちたショットはワールドクラスの守護神ヤン・オブラクの手をかすめ、ゴールネットに突き刺さる。メッシは3試合連続でFKを決め、このゴールが、バルサとアルゼンチン代表での通算600点目となった。

 
 ビッグバウトの結果を速報し、メッシに賛辞を贈ったのが世界各国メディアだ。英国営放送『BBC』は「極上の一撃で、アトレティコを奈落の底に落とした」と評し、同局でコメンテーターを務める元イングランド代表FWのガリー・リネカー氏は、いかにも"らしい"言い回しのツイートを投稿した。
 
「メッシの600ゴールがアトレティコに引導を渡した。単にゴールスコアラーとしても図抜けているのに、実際のところ彼は最高級のドリブラーであり、最高級のパサーでもある。少なくともわたしがこれまでに見てきたなかではね。すべてが最高級なんだ」

 
 母国アルゼンチンのスポーツ誌『OLE』も、国民的英雄の600得点達成に興奮冷めやらない。「記念となるゴールもまた神業だった。あんなシュートを蹴られたらキーパーはなす術がないだろう」と記し、ドイツの専門誌『KICKER』も速報コーナーで「(FKの)名手のキックが火を噴いた。アトレティコに重く圧し掛かる先制点だ」と描写した。
 
 バルセロナ発の全国紙『SPORT』は、600ゴールの内訳を詳細に報道。「バルサで539点、アルゼンチン代表で61点。2005年5月1日にアルバセーテを最初の犠牲者にしてから、17年10か月と7日で到達した。疑いようがなく、(アトレティコにとって)残酷なまでの美しいショットだった」と褒めちぎっている。
 
 リーガでの得点数を24に伸ばし、スコアランキングで2位ルイス・スアレスに4点差を付けたメッシ。リーガ制覇のみならず、2シーズンぶり5回目となる得点王のタイトルもグッと引き寄せている。

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