惨敗のなでしこジャパンの姿に蘭メディア「15年W杯では強かったが…」

2018年03月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

停滞気味だったオランダにとって「日本戦は勢いに再び火をつける機会になった」。

日本戦のオランダは前半で5ゴールを奪い、一気に試合を決めてしまった。(C) Getty Images

 2月28日に行なわれたアルガルベ・カップの初戦、なでしこジャパンはオランダ女子代表に2-6の大敗を喫したが、この試合を受けてオランダメディアは自国代表のパフォーマンスに賛辞を送っている。


 オランダの公共テレビ局NOSの電子版は、「日本を相手にあまりにも強かった」と題する記事で、その圧倒的な勝ちっぷりをレポート。
「オランダ女子代表の選手たちは、日本に対して驚くほどの大勝利を挙げてアルガルベ・カップをスタートさせた」と書き出した記事によれば、オランダは昨年のEUROを制して欧州女王の座に就いたものの、このところアイルランド相手にドロー、スペインやイングランドには敗れ、調子はやや停滞気味だったという。しかし、今回の日本との対戦で「再びその勢いに火をつけることになった」としている。

 さらに記事では、「日本は2015年ワールドカップでの1/8ファイナル(決勝トーナメント1回戦)で戦った当時はオランダに強さを見せつけたが、(現チームは)いまだ十分な強さはなく、圧倒的な効率性を伴ったチームがハーフタイムですでに5-1とリードしていた」と、オランダの際立った戦いぶりを讃えた。

 そして後半には、2ゴールを放ったマルテンスやエースのファン・デ・サンデンなどを休ませながらも、日本の反撃を岩渕真奈の1点に抑え、6-2の大勝を収めたオランダ。記事ではオランダの今後の対戦予定などを紹介する一方で、「世界王者のアメリカやドイツ、イングランド、フランスは、アルガルベ・カップには参加していない。今週、トップ4か国はアメリカのコロンバスで互いの挑戦を受けている」とし、ランキング上位国の動向にも目を光らせていた。

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