なでしこ惨敗… アルガルベ杯初戦で欧州女王オランダに「2-6」の厳しい現実

2018年03月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

日本は前半だけで5失点…。

前半だけで5点を奪われ、勝負を決められてしまったなでしこジャパン。2戦目以降の巻き返しに期待したい。(C) Getty Images

 なでしこジャパンが屈辱の惨敗を喫した。

 アルガルベ・カップのグループリーグ第1戦、日本対オランダが2月28日、ムニシパル・ダ・ベラ・ビスタ・スタジアムで行なわれ、日本は2-6で初戦を落とした。


 日本は昨季のなでしこリーグ1部得点王の田中美南(日テレ・ベレーザ)、阪口夢穂(日テレ・ベレーザ)などがスタメンに名を連ね、キャプテンは鮫島彩(INAC神戸)が務めることに。一方で岩渕真奈(INAC神戸)や熊谷紗希(リヨン)はベンチスタートとなった。

 開始前から降り続いた雨によって、日本はスリッピーなピッチに苦戦。ミスを連発し、2017EURO女王・オランダのスピーディかつパワフルな攻撃の餌食となってしまう。

 4分にマルテンスに先制点を奪われると、8分にもマルテンスのスルーパスに走り込んだベーレンスタインが右足で流し込み2点目。オランダが立ち上がり早々に2点のリードを奪う。

 日本は、長谷川唯からのスルーパスを田中美南がダイレクトで振り抜き、ゴールを狙う場面もあったが、シュートは惜しくも枠の外。逆に31分、35分と追加点を許して4点のビハインドを負う羽目に。

 しかし38分、日本は長谷川がドリブルからタイミング良く前線へスルーパス。これを中島が左足ダイレクトでゴール左に蹴り込み、ネットを揺らす。日本が1点を返し、1-4とする。

 それでも、オランダの勢いは止まらない。44分、CKからファン・デルフラフトにヘディングシュートを叩き込まれ、5失点目を喫してしまう。結局、日本は前半、1-5と大量リードを許す厳しい展開となってしまった。

 日本は後半頭から、前線にフランクフルトの横山久美を投入して反撃に出ると、田中、長谷川、中島らとともにコンビネーションを駆使してゴールに迫る。しかし、決定機を迎えるものの、フィニッシュの精度を欠きゴールには至らず、52分にはマルテンスにこの日2点目を許し、1-6とされてしまう。

 日本は82分、ようやく途中出場の岩渕がドリブルでの仕掛けから強烈な右足のシュートを突き刺し、2点目をゲット。2-6とするが、反撃もここまで。結局、日本は大量6失点を喫して敗れた。

 日本は3月2日(日本時間3日)の第2戦で、アイスランドと対戦する。

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