「世界一」奪還へ! なでしこ高倉監督がW杯前哨戦・アルガルベ杯で望んでいることは?

2018年02月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「とにかく点を取れるチームになりたい」

なでしこジャパンの高倉監督。アルガルベ杯では勝利にこだわると意気込む。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 ポルトガルに遠征中のなでしこジャパンは2月28日、アルガルベ・カップのグループステージ第1戦となるオランダ戦(日本時間28日24時40分キックオフ)を迎える。
 
 初戦を翌日に控えた27日には、高倉麻子監督がメディアからの取材に応じている。チーム状況を問われた高倉監督は、攻撃面に対する課題を口にしている。
「攻撃のところで、E-1選手権でもバイタルから前というか、一番危険なところになかなか入り込めなかった。そこを修正して、とにかく点を取れるチームになりたいとみんなで取り組んできている」
 
 さらには、攻撃陣の数人の選手の名を挙げながら、ゴールへのこだわりを強く見せている。
「たくさんの良い選手を招集していますが、例えば田中美南であったり、岩渕(真奈)、横山(久美)、櫨(まどか)なんかも新しい風を吹かせてくれているが、それぞれ特徴を強く持っているなかで、その選手たちが輝くようなゲームの作りをしたい。彼女たちも強い自覚を持って、得点というところにこだわってやってもらいたい」
 
 アルガルベ杯が終わった直後の4月には、女子ワールドカップ予選を兼ねる女子アジアカップが控える。日本は前回初めて女王の座に就いたとはいえ、一昨年はリオ五輪の出場権を逃している。アルガルベ杯はワールドカップ前哨戦とも言えるだけに、必然的に選手たちのモチベーションも上がってきているようだ。
「選手同士でも、なんとなくチームとして世界一を目指していこうという雰囲気も出てきた。『勝ちながら』というところにはこだわりたいし、勝って課題を見つけて次に、という意味ではもちろん優勝を狙っていきたい」
 
 こう大会への意気込みを語った高倉監督。「一戦一戦、結果にも内容にもこだわって、きれいなカップを持って帰りたい」と会見を締めくくった。

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