「神々しい」「バレンシアの太陽だ」天才アイマールの超絶技巧にふたたび脚光!

2018年02月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

今年1月には1試合限定で現役復帰!

バレンシアでは2度のリーガ優勝など4つのタイトルを獲得したアイマール。ファンにとっては永遠のアイドルだ。(C)REUTERS/AFLO

 日本でも絶大な人気を誇る元アルゼンチン代表の名手が、リーガ・エスパニョーラ公式ツイッターで復活。早熟の天才と謳われたアタッカー、パブロ・アイマールだ。
 
 1995年のU-17世界選手権で3位、97年のU-20ワールドカップで母国を優勝に導き、名門リーベル・プレートでは10代から主軸としてフル稼働。2001年冬に鳴り物入りでバレンシアに入団し、欧州でのキャリアをスタートさせる。動画には、そのキャリアでもっとも華々しい活躍を見せたバレンシア時代の超絶技巧が散りばめられている。
 
 同ツイッターはスペイン版、英語版などさまざま言語バージョンがあるが、そのいずれでも今回のスペシャルムービーは好評を博している。「まさにバレンシアの太陽だった」「いま観ても神々しい」「まるで色褪せないテクニック」「真の天才」などなど、世界中から称賛の声が相次ぎ、なかには「いつか監督としてバレンシアに戻ってきてほしい」とのメッセージもある。驚異のテクニックとスピードでリーガを席巻したクラック(名手)を懐かしんだ。
 
 バレンシア退団後、レアル・サラゴサ、ベンフィカ、マレーシアのジョホールを経て、2015年1月にリーベルに帰還。その半年後に35歳でスパイクを脱いだ。17年7月からはアルゼンチンU-17代表の監督を務め、母国のタレント育成に尽力している。

 
 指導者としてもエリート街道を歩むアイマールだが、今年1月には1試合限定で現役復帰を果たした。6歳から14歳までプレーしたエストゥディアンテス・リオ・クアルトで、公式戦のコパ・アルヘンティーナに出場すると発表したのだ。自身の原点となったクラブで、一度だけでもトップチームの一員としてプレーして、恩返しがしたい──。そんな想いを胸に、弟のアンドレスとともにピッチに立ったのだ。
 
アイマールは50分までプレーしたが得点には絡めず、試合は0-0で終了した。チームは2戦合計1-2で敗退。試合後、「もうこの先はないよ。本当のお別れさ。最後にいい思い出ができたよ、ありがとう」とサポーターにメッセージを贈った。
 
 常軌を逸したスーパープレーだけでなく、その人懐っこいキャラクターもファンに愛されたアイマール。いつの日か、指導者としても欧州を、世界を席巻するのだろうか。実に楽しみである。

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