【J1採点&寸評】仙台1-0柏|“ポゼッションバトル”を制したのは仙台!決勝点の新戦力がMOM

2018年02月25日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

仙台――ふたつのシステムの併用が功を奏した

【警告】仙台=板倉(31分)、平岡(86分) 柏=小泉(76分)、中山(78分、89分)、中村(90+2分)
【退場】仙台=なし 柏=中山(89分)
【MAN OF THE MATCH】板倉 滉(仙台)

[J1リーグ1節]仙台 1-0 柏/2月25日/ユアスタ
 
【チーム採点・寸評】
仙台 6
3-5-2と3-4-2-1を併用し、相手の攻撃を耐え凌いだ。綺麗な崩しではなくても、もぎ取った1得点を勝ちに結びつけられた点は評価できる。
 
【仙台|採点・寸評】
GK
21 関憲太郎 6
ハイボールのキャッチが安定。危険なシュートも素早い反応で防ぎ、無失点に抑えた。
 
DF
13 平岡康裕 5.5
ボールへの反応スピードが遅く、守備で後手を踏む。無失点に抑えたとはいえ、ピンチを招くシーンが何度かあった。
 
27 大岩一貴 6.5
カバーリングが冴えており、危険な場面で最後の砦となった。1対1にも強く、頼もしい存在感だった。
 
6 板倉 滉 7 MAN OF THE MATCH
前半は伊東に当たり負けし、攻撃ではパスミスが散見された。だが、53分に打点の高いヘディングから決勝点を挙げると、調子を上げていった。なにより、ビルドアップ時に見ているパスコースの多彩さは特筆もの。今後への期待も膨む。
 
MF
17 富田晋伍 6
アンカーとしてピンチの芽を摘み、守備で貢献。ルーズボールへのスピード、球際の激しさからは強い気持ちが感じられた。
 
7 奧埜博亮 6(90+1分OUT)
攻守両面で豊富な運動量を発揮し、中盤で多くのプレーに関わった。60分にはドリブルからミドルシュートを狙う積極性も。
 
16 野津田岳人 5.5
前半はパスの精度が安定せず、目立った働きはなし。後半からは攻撃の潤滑油になっていたものの、目を引いたのは77分の鋭いFKくらいか。
 
29 古林将太 6.5(77分OUT)
前半はプレー選択の判断が悪く、攻撃の流れを切ってしまう場面がしばしば。とはいえ、53分にクロスから決勝ゴールをアシストしたのは評価に値する。
 
2 永戸勝也 5.5
伊東を気にしていたのが影響したのか、ポジションが低かった。そのため、攻撃面で得意のクロスをなかなか繰り出せず。

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