レアル・マドリーがCL優勝! 「ダービーマッチ」を制して悲願の「デシマ」達成

2014年05月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

ディ・マリアの突破からベイルが決勝弾!

 レアル・マドリーとアトレティコ・マドリーによる「マドリードダービー」となったチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝は、R・マドリーが延長の末に4-1でアトレティコを破り、12年ぶり、みずからの記録を塗り替える史上最多10回目の優勝を果たした。
 
 同じ都市に本拠地を置くチーム同士のダービーマッチが決勝で実現したのは大会史上初めてで、この歴史的な一戦を制して悲願の「デシマ」(スペイン語で10の序数、ここでは10回目のCL優勝を指す)を成し遂げたR・マドリーは、歓喜に酔いしれた。
 
 カビを中心に素早く、激しく寄せるプレッシングに手を焼いたマドリーは、序盤からアトレティコに主導権を握られ、36分、ゴディンに先制を許す。CK後の混戦から、中途半端に飛び出したGKカシージャスの判断ミスが痛恨だった。
 後半に入っても、マドリーは相手の厳しいプレスに難渋し、攻め手が見出せない焦れた展開が続く。ベイルが迎えた二度の決定機は、いずれもミランダのカバーリングに阻まれた。
 
 それでも、マルセロとイスコを同時投入した59分の選手交代で徐々に攻勢に転じると、ロスタイムの93分だ。モドリッチのCKにS・ラモスがヘッドで合わせ、起死回生の同点ゴール! そして110分、ディ・マリアの華麗な突破から最後はベイルがヘッドで決めて勝ち越すと、118分にマルセロが、120分にはC・ロナウドがPKで加点し、ビッグイヤーを手繰り寄せた。

【写真】チャンピオンズ・リーグ決勝を振り返る
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事