Jリーグスカウトも注目!! 東京五輪に推薦したい大学生プレーヤー11選

2018年02月22日 竹中玲央奈

U-21代表・森保監督も訪れた「デンソーチャレンジカップ」で輝いた11人をピックアップ!

デンソーチャレンジカップで輝きを放った選手たち。東海選抜の土井(左)、関東選抜Aの鈴木(中)、全日本大学選抜の安部(右)。写真:竹中玲央奈

 2月16日から18日の3日間、32回目を迎えた各地域の大学選抜が集う「デンソーチャレンジカップ」が熊本で開催された。"プロ予備軍"が各地から集まるなか、目玉は来年開催されるユニバーシアードに臨むために1、2年生主体で組まれた全日本大学選抜だ。彼らは"東京五輪"世代でもあり、代表チームを率いる森保一監督も訪れていた。「まんべんなく見ています」と各地域の選抜チームを視察していたが、そのお眼鏡にかなった選手もいたかもしれない。

【PHOTO】Jスカウト注目!! 東京五輪に推薦したい大学生プレーヤーたち
 
 全日本大学選抜以外の各地域選抜にも1、2年生は少なからずメンバーに入っていたが、この3日間の大会を通じて見る者の目を引き、今後の"森保ジャパン"に推薦したい1997年以降の生まれである大学生を11名、紹介したい。
 
 なお、阿部航斗、小島享介、オビ・パウエル・オビンナのGK陣と今大会の参加を負傷により辞退した三笘薫と上田綺世、そして初戦に出場したものの、負傷により残り2日間を休養に当てた旗手怜央ら、すでに招集歴がある選手は選外としている。

 

DF 真瀬拓海(全日本大学選抜 阪南大1年/市立船橋高卒
 決して派手さはないのだが、戦況を見極めて攻守において最適な位置を取ることに長けている右サイドバックだ。味方のサポートが非常に上手く、またサイドを駆け上がってのクロスの質も高い。今大会は随所に"効いた"プレーを貫徹した。高校時代の同期には杉岡大暉(湘南)や原輝綺(新潟)らがおり、"市船黄金世代"の一員である。
 
DF 神谷凱士(東海選抜 東海学園大2年/東海学園高
 チーム自体は7位と振るわなかったものの、その中で輝くものを見せた左SB。テクニカルなサッカーを志向する東海学園大の選手らしい足もとの器用さを、激しいプレッシャーの中でも披露していた。182センチと大柄な点も強みである。Jクラブ関係者も「東海の22番が良い」と漏らしており、今後の成長に期待を寄せたい選手だ。
 
DF 山川哲史(全日本大学選抜 筑波大2年/神戸U-18出身
 チーム発足時から招集され続けている全日本大学選抜の大型CBは、この2月に下部組織時代を過ごした神戸のキャンプへ参加した。その中でクラブスタッフから高い評価を受けると同時に、本人も「プロとの差はあまり感じなかった」と手応えを掴んだ。長身を武器にしたヘディングと対人の強さを武器にしている一方、課題はビルドアップ。ここを伸ばせば、自ずと代表も近づいてくる。

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