元セレソン10番が魅せた美しすぎるオーバーヘッドが復活!「永遠に色褪せないクラック」

2018年02月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

16か月後の伝説バイシクルへの布石に

オーバーヘッドの名手、リバウドが18年前に見せた美弾が復活。何度観ても痛快なファインゴールだ。(C)Getty Images

 バルセロナの公式ツイッターが人気企画『Goal Morning』を更新。2月20日付けの歴史的なゴールは、1999-2000シーズンにカンプ・ノウで行なわれたバルセロナ対バジャドリー戦から。ブラジル代表の名手、リバウドが決めたオーバーヘッド弾だ。
 
 バルサが4-0の快勝を飾ったゲームの3点目、50分だった。リバウドは左サイドからのパスをゴール前中央で受けて軽く浮かすと、左足太ももでさらに高く上げ、そのまま自慢の左足で強烈なバイシクルを炸裂させた。ちょうど18年前の2000年2月20日に生まれた伝説的なゴールである(ちなみにこの試合にはバジャドリーに所属していた城彰二も出場していた)。当時の記憶を蘇らせたファンからは、「リバウド(のプレーを観るの)は麻薬のようなもの」「神だ。永遠に色褪せないクラック(名手)」といった書き込みが寄せられ、「少年時代にこのゴールを観て感動し、すべての趣味を諦めてサッカーに打ち込んだ」というエピソードを明かすひとも。
 
 ただ、この美弾は16か月後のさらなる強力オーバーヘッドへの布石となる。2001年6月17日、リーガ最終節のバレンシア戦。2-2で迎えた試合終了間際、バジャドリー戦と同様に太ももでボールを浮かせたリバウドが、今度はふたりのマーカーに挟まれながらも豪快にバイシクルを蹴り込んだのだ。バルサは見事に勝利して4位を確定させ、チャンピオンズ・リーグの出場権を獲得。史上最高のゴールのひとつと謳われたのも当然だろう。試合の位置づけ、その時点でのスコアと決めた時間帯、さらにはハットトリック達成と、条件が整いすぎていた。
 
 2015年7月、リバウドは43歳で現役を引退。最後のクラブでは若き日にプレーした古巣モジミリンで、当時20歳の実息リバウジーニョと共演を果たし、アベックゴールを決めるなど、最後まで千両役者として話題を提供し続けた。

次ページ【動画】リバウドが炸裂させた伝説のオーバーヘッド弾はこちら! バジャドリー戦(上段)&バレンシア戦(下段)

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