ポドルスキが“歴代ベスト11選出”に感動!「最高の気分だ、こんな栄誉はない!」

2018年02月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

ケルン地元紙が企画。1万2000人のファンが投票!

開幕まで1週間を切ったJリーグで、“ケルンの英雄”ポドルスキはどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 実に4か月ぶりのゴールを決めたのが、ブンデスリーガのケルンに所属する日本代表FW大迫勇也だ。しかしながらチームは善戦及ばず、その23節ハノーファー96戦も1-1の引き分け。目下リーグ戦で最下位に低迷している。4シーズンぶりの2部降格がいよいよ不可避な状況となってきた。
 
 リーグ優勝3回、DFBカップ4回の優勝を誇る古豪は、今年クラブ創立70周年を迎えた。そこで地元紙の『EXPRESS』が企画したのが、ファン投票によるオールタイムのベストイレブン選出。実に1万2000人が投票に参加した記念特集でトップの支持を得たのが、現在ヴィッセル神戸でプレーするFWルーカス・ポドルスキだ。
 
 ケルンの下部組織出身であるポルディーは、2002~06年と09~12年の合計8シーズンに渡って籍を置いた。エースストライカーとして図抜けた結果を残したわけではないが、常に全身全霊のプレーを保証し、ことあるごとにケルン愛を口にし続けた。ファンの間ではいまでもアイドル的存在で、文句なしのレジェンドである。
 
 今回選ばれたメンバーは、ハラルド・シューマッハーやヴォルフガンク・オベラート、ディーター・ミュラー、そしてJリーグ創成期に活躍したピエール・リトバルスキなど1960~80年代に活躍した名手ばかり。ポルディーは過去25年の在籍選手で唯一の、現役選手で唯一の選出となった。ちなみに監督は名将ヘネス・バイスバイラーだ。
 
 企画した同紙に、選手本人が喜びのメッセージを寄せている。
 
「本当に凄いメンバーで、FC(ケルンの呼称)がどれだけ歴史があって素晴らしいクラブなのかが分かる。その偉大なチームの一員に選ばれたんだ。最高の気分だし、こんな栄誉はない。しかも、ファンがしっかり吟味して選んだわけだから価値も高い。心の底から感動しているし、感謝している。ひとつのタイトルももたらせなかった僕を選んでくれたのだからね」
 
 さらにポルディーは自身の公式ツイッターでも紹介。「こんなメンバーに入れるなんて最高の栄誉だ。このチームの"角"は強力だよ」と綴った。ケルンのマスコットは雄ヤギで、その角を意図している。
 
 遠く離れた日本から熱いエールを贈り続けるレジェンドの想いに応え、大迫を擁するケルンは1部残留を果たせるのか。こちらは崖っぷちの戦いが続く。
 

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