セレソンの先輩がネイマールを酷評「甘やかされている」「モンスターを作ってしまった」

2018年02月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

ネイマールを“要注意人物”とバッサリ。

R・マドリー戦では超絶技巧を披露する一方で、若さも露呈したネイマール。第2レグのパフォーマンスに期待したいところだ。(C)Getty Images

 セレソンの先輩FWが、パリ・サンジェルマンのネイマールに厳しい言葉を突き付けた。

 現地時間2月14日のチャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント1回戦第1レグで、パリSGは敵地で王者レアル・マドリーに1-3と敗れた。フル出場したネイマールは、巧みなボールコントロールこそ見せたものの、ゴールは挙げられなかった。

 スペイン紙『Marca』によると、元ブラジル代表で現在は解説者を務めるワルテル・カーザグランデ(54歳)は、ブラジル『SporTV』で「彼は甘やかされた子供だ」とコメントし、周囲がネイマールを天狗にさせたとの批判を展開した。

「多くのファンやメディアがネイマールを称賛し続けていることに腹が立つよ。彼は何度となく集団の中で不適切な振る舞いを見せてきたというのに」

 カーザグランデは、「先日のマドリー戦で彼は、前半(15分)にイエローカードをもらった。なのに、後半に入ってからも平気で危険なファウルを犯す。あれで退場になっていたらどうしたのか。ワールドカップでそんなことがあったら悲惨だ」と、ブラジル代表にも影響しかねない"要注意な選手"とネイマールへの苦言を続けた。

「我々はモンスターを作ってしまった。一部の人たちは彼を天才と考えているようだが、それが問題だよ。ネイマールには、どんな瞬間でも試合を決めることができるリオネル・メッシやディエゴ・マラドーナ、クリスチアーノ・ロナウドらのクオリティーがない」

 もちろん、ネイマール・サイドも黙っていない。父親がインスタグラムで「メディアの力や自分が元選手だったことを利用し、ハゲタカのように振る舞う者がサッカー界にたくさんいるのは知ってのとおりだ」と、カーザグランデを逆批判している。

「彼らはひとつの敗北を利用し、屍で腹を満たすハゲタカのようにエゴを満たすんだ」

 ネイマールは3月6日の第2レグで、チームをベスト8進出に導く活躍を披露し、カーザグランデを黙らせることができるのか。
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