セレッソ大阪はなぜこんなにも強いのか――キャプテン山口蛍が語った最大の理由

2018年02月16日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

「昨年、監督にはそういうところを厳しく叩き込んでもらったから」

山口はリーグ開幕に向けて手応えを語った。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 Jリーグキックオフカンファレンスが2月15日、都内で行なわれた。前日にACLのグループステージがあり、アウェーで済州との試合を戦ったばかりのセレッソ大阪からは山口蛍が参加。昨年は11月に右腓腹筋を怪我するまで、日本代表の試合をこなしながら、リーグ戦32試合でフル出場していた鉄人は、この日も疲労の色を見せることなく、様々な質問に受け答えした。
 
 J1に復帰したばかりの昨季、ユン・ジョンファン監督の下で堅守速攻を武器にルヴァンカップと天皇杯を制すと、今年はゼロックス・スーパーカップで川崎を下し、前述の済州戦も後半アディショナルタイムのゴールで勝利。C大阪はなぜ、こんなにも目覚ましい成長を遂げたのか。
 
「試合の終盤になっても全員の運動量が落ちないことが今の強み。相手はどこも最後には体力がなくなって、動きが鈍ってくるけど、そこで自分たちは全員が走ってゴールを目指せる。もちろん攻撃だけじゃなくて、守備でもしっかり戻って身体が張れる。昨年、監督にはそういうところを厳しく叩き込んでもらったから、今の自分たちがある」
 
 3年ぶりにキャプテンの重責を担う山口は、最大の強みを語る。元々タレントが豊富なチームだった。ハードワークの姿勢が浸透し、統一が図れれば、ここまで実力を発揮できるのだ。
 
 さらに今年は、新戦力の活躍にも期待が高まっている。Kリーグ通算69得点を決めたヤン・ドンヒョン、フィンランド1部リーグで2度のベストイレブンに輝き、昨季はリーグとカップの2冠を達成した田中亜土夢、昨年浦和でアジア王者に輝いた高木俊幸と、いずれも国際経験は豊かだ。
 
「今年入ってきたのは豊富な経験のある選手ばかりで、チームにもすぐに馴染んでくれた。いろんな状況に対応できるだけの戦力が揃っている」と、山口も頼もしいチームメイトに信頼を置いている。
 
「チームの雰囲気も良い」
 ユン・ジョンファン体制2年目の今季、さらなる躍進を果たす気配が漂っている。
 
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWeb)
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