W杯で対戦する日本代表の脅威に? バルサのコロンビア代表DFが上々のリーガデビュー

2018年02月13日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「立ち上がりの数分間は緊張してしまった」

バルサ史上初のコロンビア人選手であるミナ。ついにリーガデビューを飾った。(C)Getty Images

 上々のデビューだった。
 
 現地時間2月11日に開催されたリーガ・エスパニョーラ第23節のヘタフェ戦で、1月にパルメイラスから加入したバルセロナのCBジェリー・ミナがリーグ戦初出場を飾った。
 
 3日前に行なわれたバレンシアとのコパ・デル・レイ準決勝第2レグで、負傷したジェラール・ピケに代わって83分からピッチに立ち、ついにバルサでのデビューを果たしたコロンビア代表DFは、そのピケが万全な状態でなかったため初先発のチャンスを手にした。
 
 ピケとともにCBのレギュラーを担うサミュエル・ウンティティは出場停止で、バックアッパーのトーマス・ヴェルメーレンも故障中だったため、コンビを組んだのは左SBが本職のリュカ・ディーニュ。いわば急造のペアだった。
 
「立ち上がりの数分間は緊張してしまった」と本人が語ったように、開始12分に自らのパスミスからピンチを招くと、40分にはFWアンヘル・ロドリゲスとの1対1で後手に回ってシュートに持ち込まれるなど、さすがに堅さも見られた。
 
 だがその後は、味方がほとんどボールを保持していたこともあり、落ち着いてプレー。1点が遠くスコアレスドローに終わったとはいえ、完封に貢献して見せた。
 
「ファンの声援がすごくて興奮した。ここでプレーし続けたい」

 試合後、本拠地カンプ・ノウでのデビューをそう振り返ったミナ。浅いDFラインでの守備とフィード能力が求められるバルサのCBを務めるのは簡単ではないが、チャンピオンズ・リーグが再開し、ハードスケジュールが続く今後は出番を増やしていくに違いない。

 コロンビア代表にも定着するようになったミナは、5か月後に迫ったロシア・ワールドカップで日本戦に出場する可能性もある。
 
 2014年のブラジル・ワールドカップ以降、コロンビア代表のCBは、クリスティアン・サパタ(ミラン)とジェイソン・ムリージョ(バレンシア)が主にレギュラーを務めてきた。だが、インテル時代に不調に陥ったムリージョは、16年の秋以降、招集すらされなくなり、代わりに成長著しいダビンソン・サンチェス(トッテナム)が定位置を奪取している。
 

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