衝撃のバックヒール! ブラジル代表FWの名人芸にファンもメディアも熱狂!

2018年02月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

サラーとのコンビは「まさに黄金だ!」

圧巻のヒールパスで敵地のファンをも唸らせたフィルミーノ。生粋のエンターテナーだ。(C)REUTERS/AFLO

 現地時間2月11日に行なわれたプレミアリーグ27節、サウサンプトン対リバプール戦はでスーパープレーが飛び出した。
 
 42分、この日すでにモハメド・サラーのお膳立てから先制点を奪っていたブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが、鮮やかなアシストを披露する。敵陣中央でクサビを受けたサラーが左前方に位置するフィルミーノへはたくと、ダイレクトで見事なバックヒールをお見舞いし、サラーに折り返したのだ。これで抜け出したエジプト代表アタッカーが難なく追加点を奪う。一瞬の判断で繰り出した超絶技巧と、絵に描いたようなワンツーパスに、敵地セントメリーズもどよめいた。
 
 試合は2-0でアウェーチームが勝利。リバプールの地元紙『Liverpool Echo』は選手採点を掲載し、古巣相手に奮闘したCBフィルジル・ファン・ダイク、サラーと並んで、フィルミーノにチーム最高評価の9(10点満点)を付けた。そして「予測不可能なヒールパスでサウサンプトン守備陣を出し抜き、サラーの今季22点目をもたらした。前線で圧倒的な存在感を示し、終始相手DFを翻弄。サラーとのコンビネーションはまさに黄金だ!」と絶賛した。
 
 さらにリバプールの公式ツイッターにはファンからの賛辞が殺到。「あんなヒールキックは見たことがない」「娯楽に満ちている」「飛び抜けた才能の持ち主」といった具合だ。ここ最近はゴールを量産し続けるサラーに注目が集まっているが、その活躍も前線の基準点であるフィルミーノの堅実なポストワークと抜群の安定感があればこそ。ユルゲン・クロップ監督も「ロベルトの創造性はチームに欠かせない。本当に素晴らしい。大いにチームを助けてくれたね」と称えた。
 
 好調な攻撃陣のハイパフォーマンスでリーグ3位の座を堅持したレッズ(リバプールの愛称)。バルセロナに旅立ったフィリッペ・コウチーニョの穴は大きいが、その痛手をさほど感じさせることなく、力強い行進を続けている。

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