ネイマールも感嘆!ナイキが『マーキュリアル』最新作をド派手に発表!

2018年02月08日 白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト)

名立たるトップアスリートが集結する。

『マーキュリアル』最新作を履くネイマール。写真:ナイキ

 ワールドカップ・イヤーに相応しい、かつてない機能性とド派手な御披露目だった。現地時間2月7日、英国のロンドンで『ナイキ』が人気スパイクシリーズ『マーキュリアル』の最新作ローンチ・イベントを開催した。
 
 世界中から集まったメディアが見守る中、ネイマール(パリSG/ブラジル代表)をはじめ、エデン・アザール(チェルシー/ベルギー代表)、アレクシス・サンチェス(マンチェスター・U/チリ代表)、ジョーダン・ヘンダーソン(リバプール/イングランド代表)、リシャルリソン(ワトフォード/ブラジル国籍)など名立たるトップアスリートたちが、壮大なダンスミュージックとともに登場。会場を大いに沸かせた。
 
 マーキュリアルは1998年にシリーズ第一弾が制作され、それを着用した怪物ロナウドが同年のフランス・ワールドカップで大活躍し、一気にその名を轟かす。以降も「最大限のスピードを引き出す」というコンセプトを守りながらイノベーションを続け、ティエリ・アンリ、クリスチアーノ・ロナウド、ネイマール、キリアン・エムバペらスター選手たちの足下を支えてきた。
 
 今回のイベントで発表された最新作は、アッパーに新たな素材を採用。フライニットの糸にTPU樹脂とACC(オール コンディションズ コントロールテクノロジー)を染み込ませ、極めて高いフィット感を保ったまま、強度・耐久性・耐水性を高めた。その表面には凸加工を施し、グリップ性を上げている。
 
 普通のサッカースパイクはこのアッパーとソールプレートが分れているものだが、マーキュリアル最新作はソックライナーがシャーシと一体化して360度方向でそれぞれの脚の骨格に連動する、かつてない構造なのだ。
 
 デザインは視認性の高いオレンジをベースに、ヒールの大きな「M」とその中に刻まれた「ENGINEERED FOR SPEED」の文字、スピード感を意識したシャドー系グラフィックのスウッシュロゴなど、20周年記念モデルに相応しい画期的な仕様だ。
 
「はじめて試作品を履いた時から、すぐにでもプレーしたいと思ったよ。オレンジもスピード感があって魅力的だね」
 
 ネイマールもそう感嘆した『ナイキ スーパ―フライ Ⅵ エリート FG』と『ナイキ ヴェイパー 12 エリート FG』は、今週末から世界中のアスリートが着用予定だ。
 
取材・文:白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
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