冬の欧州市場・移籍金トップ20を発表! プレミア勢がメガディールを続々と

2018年02月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

エバートンとチェルシーが積極補強を展開

北から西へ、ロンドン内を移動したジルー。チェルシーは攻撃陣のテコ入れを敢行した。(C)Getty Images

 今冬の移籍市場も、なかなかの慌ただしさだった。
 
 1月31日の移籍期限最終日には、オリビエ・ジルーのチェルシー行きが決まり、ミチ・バチュアイのドルトムントへのローン移籍、長友佑都のガラタサライ加入といったニュースが流れた一方で、リャド・マハレズ獲得のためにマンチェスター・シティが提示した「6500万ポンド(約94億2500万円)+選手1名」の超高額オファーをレスター・シティが拒否するという仰天情報も舞い込んできた。

 
 数多のビッグネームが新天地を求めたわけだが、気になるのは移籍金の額面だ。ここでは今冬の高額移籍金トップ20をまとめてみた。やはり猛威を振るったのはプレミアリーグ勢。メガディールを次々と成立させた。
 
 リバプールからバルセロナへステップアップ移籍したフィリッペ・コウチーニョが1億2000万ユーロ(約156億円)でダントツの1位。それでも上位20選手のうち、実に13選手をプレミア勢が獲得した。売っては買っての活発な動きを見せていたのが分かる。エバートンはロス・バークリーをチェルシーに売却し、セオ・ウォルコットとジュンク・トスンを釣り上げて攻撃陣の強化に邁進した。
 
 このランキングには入ってきていないが、マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルの間で取り引きされたビッグトレードも話題を集めた。アレクシス・サンチェスとヘンリク・ムヒタリアンの等価交換で、移籍金等の金銭はいっさい発生していない。前者の推定市場価格が7000万ユーロ(約91億円)で、同じく後者のそれは3500万ユーロ(約45億5000万円)ながら、両クラブとも彼らをそれぞれバルセロナ、ドルトムントから獲得した際の移籍金は、4000万ユーロ(約52億円)強だった。この額面が基準となっていたはずだ。
 
 そのほか大型のローン移籍も多く、ダニエル・スターリッジがリバプールからWBAへ、イスラム・スリマニがレスターからニューカッスルへ、エリアキム・マンガラがマンチェスター・Cからエバートンへ……。こちらでもプレミア勢の積極的なアクションが目立つ。

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