【ブンデス日本人の現地評】新天地で初ゴールの原口に最高点! 他にも多く選手が高評価!!

2018年01月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

芸術弾を決めた香川だが評価は今ひとつ…

コンディションの良さを感じさせるアクロバティックな一撃でホームの大観衆を大いに沸かせた香川。しかし、その後はストレスの溜まる試合展開となり、タイムアップ時に選手はブーイングを浴びることに……。 (C) REUTERS/AFLO

 第20節を迎えたブンデスリーガでは、1部、2部で7人の日本人選手が出場した。

 フライブルクをホームに迎えたドルトムントでは、香川真司がこの日も先発フル出場。9分にはこぼれ球を右足ジャンピングボレーで叩き込み、先制点をマーク。しかし、チームはこの後、逆転を許してしまう。終了間際に何とか追いつき2-2に持ち込んだものの、後半戦はいまだ白星がない。


 チームの直近6ゴールのうち5ゴールに関与する好調ぶりを見せている香川だが、チームの不調により採点は伸び悩んだ。
 
『ビルト』紙はチーム単独最高点ながら3点に止まり、『キッカー』誌はチーム最高タイで3.5点だった。
 
 地元紙2紙は、ともに3.5点という採点。『ルールナハリヒテン』は「ボレーシュートによる先制点は、一見の価値がある。その後も中盤の選手のなかではベターであり、チームは彼なしに大きな刺激を得られなかっただろう。終盤にも惜しいシュートがあった」と評価ししている。
 
 一方で『WAZ』は、「芸術的なボレーでチームを先制に導いた。チームのなかでは良かったが、トップフォームから程遠かった」と厳しかった。
 
 監督交代が行なわれたハンブルクでは、ホラーバッハ新監督が酒井高徳の主将継続を決断。その酒井は5バックの右CBとして3試合ぶりに先発復帰を果たし、チームがRBライプツィヒにアウェーで引き分けたこともあって、上々の評価を受けた。
 
『ビルト』と『キッカー』の採点は、ともに及第点の3点。地元紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』も3点を付け、「新たなポジション。左右のSBにボランチでプレーした酒井に欠けていたのは、ライプツィヒでのCBとしてのデビューだった。彼はそのタスクを強固にこなした」と、好意的に捉えている。
 
 なお伊藤達哉はベンチ入りするも、出場機会はなかった。
 

 レバークーゼン戦(0-2で敗北)で3戦連発が期待されたマインツの武藤嘉紀は、チームがほとんど攻撃のかたちを作れないなかで1本のシュートを放ったが、厳しい評価を受けることになった。
 
『ビルト』はチーム最低タイの5点を付け、「先週は2得点で採点は1だったが、今週はシュート1本で、ほぼ何も起こらなかった。彼自身の主張もなく、非常に悪いパフォーマンスだった」と酷評。『キッカー』の採点は、チーム単独最低点の5点だった。
 
 さらに、地元紙『アルゲマイネ・ツァイトゥング』もチーム最低タイの5点を付け、「この日本人は、チームでただ一度のチャンスと言えるシュートを放ったが、相手GKにセーブされた。その後は、何も見るべきものはなかった」と落胆を示している。

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