浅野拓磨への影響は!? 監督解任のシュツットガルト、後任候補に内田や香川の元ボスらの名が!

2018年01月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

代理人がクラブと太いパイプを持つヴァインツィール

ともに現在はフリーの、ヴァインツィール(右)とトゥヘル(左)。写真は昨年3月の「レヴィア・ダービー」時。 (C) Getty Images

 1月28日、ドイツ・ブンデスリーガのシュツットガルトはハネス・ヴォルフ監督を解任したことを発表した。

 チームマネジャーのミヒャエル・レシュケは「(27日に行なわれた20節の)シャルケ戦の後、ヴォルフ監督とじっくり話し合った後、このままで状況を打破することはできないという結論に達した。我々には新しい刺激が必要だ」と、解任に至る経緯を明かしている。
 
 シュツットガルトは今年に入り、初戦の17節ヘルタ・ベルリン戦には勝利したものの、以降のマインツ、シャルケには連敗。直近の7試合で6敗という惨憺たる状況で、20節終了現在、降格圏とは勝点差わずか4の14位に沈んでいる。
 
 ヴォルフガンク・ディートリヒ会長は「このような決断を下さなければならなくなり、とても心を痛めている。しかし、こんな流れは誰も望んではおらず、このままではいけないと誰もが考えている」と語った。
 
 レシュケ・マネジャーから「素晴らしい指揮官だった」と労われたヴォルフ監督は、「この数週間、結果を出すことができなかった」と悔やみながらも、シュツットガルトでのキャリアについては「素晴らしい時間を過ごせた。クラブには感謝している」との言葉を残した。
 
 さて、そうなると気になるのは、後任は誰か? ということだが、今回の発表でクラブは「数日以内に発表する」と語っただけで、具体的な名前は出なかった。
 
 これについて、地元紙『Stuttgarter Zeitung』は、「土曜日にはヴォルフスブルクとの大事な一戦が控えており、あまり時間はない」と強調した上で、独自に得た情報として「レシュケ・マネジャーは数週間前からヴォルフ監督の後任を探し始めており、すでにめぼしい候補にあたりをつけている」という。
 
 そんな同紙が「有力候補」として紹介したのが、前シャルケ監督のマルクス・ヴァインツィール。昨シーズン、内田篤人も所属していたシャルケを率い、それ以前はアウクスブルクで4シーズンを過ごし、最終シーズンではヨーロッパリーグ出場権をもたらした。
 
 ヴァインツィールはシャルケの監督を退任して以来フリーであり、彼の代理人がシュツットガルトに太いパイプを持っており、現在のチームでもキャプテンのクリスティアン・ゲントナーをはじめ、多くの選手をクライアントにしているという。
 
 同紙は他にも、昨年11月までイングランドでウェストハムを率いていたスラベン・ビリッチや、シャルケ、ウニオン・ベルリンといったクラブの監督を歴任したイェンス・ケラー、さらには昨シーズンまでドルトムントで香川真司のボスだったトーマス・トゥヘル、前ヴォルフスブルク監督のアンドリース・ヨンカーの名前も候補として挙げている。
 
 シュツットガルトといえば、今冬にポルトガルのポルティモネンセ行きが噂されている浅野拓磨が所属している。この移籍話も、出場機会を求めてのものだが、もし残留となった場合、今回の監督人事が浅野の起用にどのような影響を及ぼすのか、非常に気になるところだ。
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