ベトナム大健闘も及ばず! ウズベキスタンが120分の激闘制しU-23選手権初制覇!!

2018年01月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

雪かきのために1時間のハーフタイムも。

ウズベキスタン(白)が大会初優勝を飾った。(C) Getty Images

 U-23アジア選手権の決勝が1月27日に行なわれ、ウズベキスタンが2-1でベトナムを下し、初優勝を決めた。


 ともに初優勝を狙う両チームの激突は、大雪のなかでのキックオフ。ピッチが雪に覆われたため、カラーボールを使用し、前半の間に2度雪かきも行なわれた。

 試合は8分にウズベキスタンがDFアシュルマトフのゴールで先制。その後も多彩なパスワークでリズムを掴む。しかし、ここまで快進撃を見せてAFC主催大会で初の決勝にたどり着いたベトナムもカウンターを主体に徐々に押し返す。

 そして41分、バイタルエリアでパスを受けた元J2水戸のグエン・コン・フォンがドリブルで仕掛けると、ウズベキスタンDFがたまらずファウルで阻止。このFKを20歳のエース、グエン・クアン・ハイが直接ねじ込み同点に追いつく。グエン・クアン・ハイは今大会通算5ゴール目となった。

 前半は1-1で終了。このハーフタイムの間に大掛かりな除雪を行なったために、試合は一時中断。約1時間後に後半が開始された。

 後半はウズベキスタンが地力を発揮。持ち前のパスワークをベースに敵陣に押し込み、何度も決定機を迎える。しかし、そのたびにベトナムは守護神のブー・ティエン・タンが立ちはだかり、ビッグセーブを連発してピンチを凌いでいく。

 結局、後半はともにゴールを挙げることができず、試合は延長戦にもつれ込む。延長でも主導権を握ったのはウズベキスタンだが、ベトナムも強固なブロックを築き、得点を許さない。延長後半の115分にはベトナムがカウンターからチャンスを作るが、シュートは枠を捉え切れない。

 すると、延長終了目前、ウズベキスタンは途中出場のシドロフがCKのこぼれ球を押し込んでゴールネットを揺らす。結局、これが決勝点となり、ウズベキスタンが初優勝を決めた。快進撃を続けてきたベトナムだが、惜しくも優勝には届かなかった。
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