カッサーノ、一晩で35万ユーロのボーナスを稼ぎ出す

2014年05月20日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

W杯の23人枠入りでさらに10万ユーロ。

EL出場権を獲得し、ドナドーニ監督(左)と喜びを爆発させるカッサーノ。パルマでの充実したシーズンで5000万円近いボーナスを獲得し、さらに念願のW杯出場を果たせば、1400万円相当を得られるという。 (C) Getty Images

 5月18日のセリエA最終節でリボルノを下し、6位を確定させてヨーロッパリーグ(EL)出場権を手に入れたパルマ。その立役者、アントニオ・カッサーノはこの日の活躍で、少なくとも35万ユーロ(約4900万円)のボーナスを稼ぎ出した。
 
 シーズン開幕前にトンマーゾ・ギラルディ会長と交わした契約書には、ゴール、アシスト、PK獲得の合計が20に達したら20万ユーロ(約2800万円)、チームがEL出場権を勝ち取ったら15万ユーロ(約2100万円)、イタリア代表としてW杯に招集されたら10万ユーロ(約1400万円)のボーナスが支払われるという条項が明記された。
 
 カッサーノはこの日、アマウリの先制ゴールをCKからアシストして「20」の条件にぴったり到達し、EL出場権獲得と合わせて35万ユーロのボーナスを確保した。周知の通り、チェーザレ・プランデッリ監督が発表したイタリア代表のW杯予備登録30人リストにも名を連ねており、これで本登録が決まればさらに10万ユーロが上乗せされることになる。

文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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