名古屋期待の元ブラジル代表FWジョーが来日!会見で明かされたJ移籍の理由と決意

2018年01月11日 今井雄一朗

元名古屋のマルケスやマウロコーチらからもアドバイスを受けたという。

背番号は7に決定。本人は「運命的なものがある番号」と喜んだ。写真:今井雄一朗

 2018年1月11日朝、中部国際空港の国際線到着ロビーにはクラブの告知を受け200人もの名古屋サポーターが"彼"の到着を待ち受けていた。
 
 彼とはもちろん、1月3日に獲得が発表されていた元ブラジル代表FWジョーである。これまでは特別に外国籍選手の到着便などは知らせていなかったクラブだが、空港側の要望もあって一般への告知を決め、サポーターたちにも歓迎のセレモニーの一員となってもらった格好だ。まさか200人ものサポーターが待っているとは思ってなかった元ブラジル代表FWは、「これはゴールで恩返ししなくては」と、心新たに日本の土を踏みしめた。
 
 その後、行なわれた加入会見では、まず小西工己社長が挨拶し、「監督たちとの話し合いのなかで、『センターラインの強化をしたい』ということになり、ジョー選手に白羽の矢を立てました」と獲得の経緯を説明。そして昨季まで中村直志、田口泰士と生え抜きの中心選手が着けていた背番号7を手渡し、「期待を込めてこの番号を着けてもらいます」とサプライズ発表。背番号7が好きだと語るジョーもこれには相好を崩し、「アトレチコ・ミネイロでリベルタドーレスも獲っていて、コリンチャンスでもこれを着けてMVPになった。運命的なものがある番号」と喜んだ。
 
 会見では決断の理由を「日本はとても良い国で、家族がいる自分にとっては安全面を考えても良いことだった」と語り、「タイトルを獲ることが自分の仕事」と短い言葉で強い決意を示した。Jリーグやクラブについてはインターネットなどを通して調べたほか、元名古屋のマルケスやマウロコーチらからもアドバイスを受け、「とにかく速いが、ジョーならできる」と太鼓判を押されたとも言う。来日経験もあり、ブラジル代表でも日本代表との対戦経験があるだけに、日本のサッカーの情報はしっかりとリサーチ済みだ。
 
 初めての日本での生活についても「自分は和食にすごく興味がある。ブラジルでも食べていたけど、"本場"で日本食が食べられるのは楽しみだね」と笑顔。「好奇心旺盛だから、いろいろとトライしていくよ」と、納豆などの食材にもチャレンジする意気込みであるようだ。

次ページワシントンやG・シャビエルとは現地でも連絡を取り合い、同便で来日。

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