『サッカーダイジェスト』が選ぶ選手権ベスト11! 2トップは得点王&J内定選手に

2018年01月09日 サッカーダイジェスト編集部

今大会で印象的な活躍を見せた11人を選出!

サッカーダイジェスト編集部が選出した今大会のベストイレブン。印象的な活躍を見せた11人をセレクトした。

 第96回全国高校サッカー選手権大会は1月8日に決勝が行なわれ、前橋育英の初優勝で幕を閉じたが、ここでは『サッカーダイジェスト』編集部が独自に選出した今大会のベストイレブンを紹介したい。

 
 まず、2トップを形成するのは、今大会7ゴールを挙げて大会得点王に輝いた飯島陸(前橋育英)と抜群の破壊力で長崎総科大附を牽引した安藤瑞季だ。飯島は3回戦の富山一戦でPK戦突入が濃厚かと思われた後半アディショナルタイムに決勝点を決めるなど勝負強さも発揮。一方の安藤は前回優勝の青森山田を相手に、DFふたりを置き去りにして弾丸ミドルを叩き込むなど、U-20日本代表にも選出される能力の高さを見せつけた。
 
 中盤では1・5列目に、安藤と同じプロ内定組で、攻撃センスの高さが光った髙橋大悟(神村学園)を配置した。初戦の秋田商戦、2回戦の昌平戦では、いずれもセンスの高さを感じさせるファインゴールを決めている。
 
 サイドハーフは右に、スプリントを活かした突破が印象深い前橋育英の五十嵐理人(前橋育英)、左に自慢の左足で魅了した菊地泰智(流経大柏)を並べた。五十嵐は準決勝の上田西戦で快足を見せつけ、2ゴールをマーク。菊地は足もとの技術の高さをいかんなく発揮して今大会3ゴールと存在感を見せた。
 
 またボランチには抜群のリーダーシップを発揮した稲見哲行(矢板中央)と、定評通りの素晴らしい攻撃センスを見せた郷家友太(青森山田)。稲見は持ち前の球際での強さで矢板中央の堅守の礎となり、一方の郷家は初戦で2ゴールを記録するなど得点力の高さも示した。
 
 ディフェンス陣では、3バックに安定感が際立った関川郁万(流経大柏)、松田陸(前橋育英)、大久保龍成(上田西)を選出。決勝で激突した関川と松田は、ともに最終ラインで絶大な存在感を発揮。クローズアップされた空中戦での強さはもとより、その落ち着き払った振る舞いは大いなる将来性を感じさせた。また、上田西の快進撃を支えた大久保も今大会を沸かせた好選手。身長173センチとCBとしては小柄ながら頭脳的な守備と高いパスセンスで攻守両面に能力を発揮した。
 
 そして最後方には、好セーブで決勝戦を盛り上げた流経大柏の守護神・薄井覇斗をセレクト。準決勝までの4試合を無失点で切り抜け、惜しくも敗れた前橋育英戦でも再三のビッグセーブでゴールに鍵をかけた。
 
 もちろん、ここに挙げた選手以外でもベストイレブンにふさわしい選手は多数。『サッカーダイジェスト』による独断と偏見で11人を選出させてもらった。

【選手権PHOTO】前橋育英 1-0 流経大柏|榎本の後半AT弾で前橋育英が初優勝!

【選手権PHOTO】今大会を沸かせた来季プロ内定プレーヤー11人

 
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