【選手権・開会式】早くも火花!? 安藤、郷家、松田、髙橋…プロ入り注目4人衆が決意表明!

2017年12月30日 安藤隆人

「すべては昨年のリベンジをするために」(松田陸)

左から郷家、安藤、髙橋、松田。いずれも来春のプロ行きが決まっている、今大会注目の4人衆だ。写真:安藤隆人

 いよいよ開幕した、第96回全国高校サッカー選手権大会。12月30日、快晴の駒沢陸上競技場で行なわれた開会式には、それぞれのユニフォームを身にまとった48代表校の精鋭たちが集結した。
 
 開会式前、待機している駒沢体育館では、選手同士が頻繁に交流。かつてのチームメイトだった選手同士や、年代別代表、県選抜などで一緒だった友人同士が健闘を称え合う。そんななか、ヴィッセル神戸入団内定の青森山田MF郷家友太、セレッソ大阪入団内定の長崎総科大附FW安藤瑞季、清水エスパルス入団内定の神村学園MF高橋大悟、ガンバ大阪入団内定の前橋育英DF松田陸が同じスペースに。U-18日本代表にも名を連ねる彼らが、旧交を温めていた。こうした豪華メンバーが一堂に会するのも、選手権の開会式ならではだ。
 
 それぞれ、明日からの戦いでどのようなプレーを見せてくれるのか。それぞれに意気込みを訊いた。
 
郷家友太
「選手権は前年度優勝校として注目されると思いますし、僕もプロ行きが決まっているので、これまで以上に注目されるだろうと覚悟しています。だからこそ、下手なプレーはできないし、プロ内定選手らしいプレーをしなければいけないと思います。昨年の先輩たちが残してくれたものは大きい。それに負けないように、全力を尽くしたいと思います」
 
安藤瑞季
「長崎総合科学大附属に来たのも、兄(安藤翼/現・駒澤大)がいるところでサッカーがしたいと思ったのと、兄のように選手権に出たかったから。これまでずっと兄と比べられながらサッカーをやってきたのですが、『挑戦して追い越したい』という気持ちが強く、あえてさらに比較される場所に行こうと思い、長崎総合科学大附属を進路に選びました。最初は"翼の弟"ということでうまく行かないことが多かったのですが、それでも食らいついてやってきたからこそ、いまの自分があると思います。最後の選手権なので、やっぱりゴールをたくさん決めて、『安藤瑞季はさすがだな』」と言われるように頑張りたいです」
 
髙橋大悟
「僕にとってはずっと憧れていた選手権。初めての選手権なので、ワクワクしかありません。こうして多くの仲間とここで会えるのは本当に嬉しいし、選手権はやっぱり雰囲気がまったく違うと感じました。初戦に向けては、プレー面よりも万全のコンディションで迎えることを意識していたので、その辺はかなり気を遣ったし、いまも試合に臨むまでは安心しないようにしています。瑞季や(中村)駿太(青森山田)、陸、友太と戦えるように頑張りたいと思います」
 
松田 陸
「すべては昨年のリベンジをするためにこの1年間やってきたといっても過言ではありません。昨年の決勝で青森山田に0-5で負けたことがすべてでした。インターハイでは(3回戦で)青森山田に2-1で勝ちましたが、やっぱり選手権、あの舞台(埼玉スタジアム)で青森山田に勝ってこそ、本物のリベンジだと思っています。絶対に青森山田を倒して優勝したい。そのためにはまず初戦が大事。初戦で勝って、波に乗りたいと思います」
 
 
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