「交渉は進んでいるかもしれない」バルサ幹部、会長とグリエーズマン家族の接触報道を否定せず

2017年12月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

今シーズン終了後にバルサへ移籍か。

今回のアモールの発言により、かねてからあったバルサ移籍の噂に信憑性が。(C)Getty Images

 バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が、アトレティコ・マドリーのアントワーヌ・グリエーズマンの家族に接触――。スペイン・メディアが報じたこのニュースを、バルサの幹部ギジェルモ・アモールは否定してなかった。

 夏にマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が取り沙汰されたグリエーズマンは、A・マドリーがFIFAから補強禁止処分を科されたのを受けて、残留を選択。クラブとの契約を2022年まで延長した。

 しかしいま、今シーズン終了後の退団が騒がれている。

 注目されているのが、契約解除金の1億ユーロ(約130億円)を支払うと言われるバルセロナへの移籍だ。カタルーニャを拠点とするスペイン紙『Mundo Deportivo』は、バルトメウ会長がグリエーズマンの家族と話し合いの場を持ったと伝えている。

『ESPN』によると、バルセロナのクラブディレクターを務めるギジェルモ・アモールは現地時間12月17日、「そう報じられているなら、そうかもしれない」とコメント。自身は詳細を知らないとしつつ、接触報道を否定しなかった。

「私は知らないが、話し合いがあり、進んでいるのかもしれないね。サッカーの世界に噂は付き物。ただ、グリエーズマンのケースのように、チャンスがあれば話をして関係を始められるかもしれない選手は、たくさんいる」

 A・マドリーのディエゴ・シメオネ監督は先日、フランス紙『L’Equipe』で「以前のジエゴ・コスタやアルダ・トゥランのように、彼がどこかへ去る可能性はもちろんあり得る」と、グリエーズマン退団の可能性に言及している。

「私は選手の成長を見るのが好きだ。チーム内のだれかから、他のチームへ移籍するまたとない機会だと言われれば、できる限り認めるつもりだよ」

 さて、そのグリエーズマンだが、17日にSNSでの行動が思わぬ批判を呼び、謝罪する事態に追い込まれた。きっかけは、SNSで黒人のバスケットボール選手を真似たコスプレを披露したことだ。

 これが人種差別との批判を招き、グリエーズマンは投稿を削除。当初は「みんな落ち着いて。僕はハーレム・グローブトロッターズ(アメリカのバスケットボールのパフォーマンスチーム)のファンなんだ。トリビュートだよ」と釈明していたが、その後「無神経な行動だった。だれかを傷つけたのなら謝るよ」と謝罪している。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事