「まるでデジャブのようで…」日本初開催の南北決戦を韓国メディアはどう報じたのか?

2017年12月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

通算成績は韓国の8勝8分け1敗に

試合後、健闘を称え合った両国イレブン。さらに韓国選手たちは北朝鮮サポーターの元へ向かい……。(C)Getty Images

 12月12日に開催されたE-1選手権第2節、韓国と北朝鮮による"南北決戦"は1-0で前者が勝利した。序盤から激しい肉弾戦が繰り広げられ、攻める韓国、守る北朝鮮の明確な構図を描きながら終盤戦へ。63分、韓国のクロスボールがオウンゴールを誘発し、これが決勝点となった。
 
 南北分裂以降、17度目の対戦となった両国。通算成績は韓国の8勝8分け1敗となった。日本で初開催となった南北決戦を韓国メディアはどう報じたのだろうか。大手通信社『聯合ニュース』がその模様を伝えている。
 
「先週金曜日の女子に続き、火曜日には味の素スタジアムで男子の"コリア内試合"が開催された。日本で実現していることがまるでデジャブのように感じさせたが、ともに激しくもクリーンなゲームを見せた。結果は女子とは逆となり、韓国がオウンゴールの1点を守り切って1-0で勝利。これで1勝1分けとし、大会連覇に向け、日本との最終戦に望みをつないだ」
 
 やはり気になったのは、スタンドに陣取った両国サポーターの様子だったようで、以下のようにレポートしている。
 
「女子の時と同様に、サポーターの数では北朝鮮が韓国を圧倒した。金曜日よりも人数は減ったが、およそ200人が集結。対する韓国は10人ほどで、両陣営はおよそ100メートルの距離に対峙した。ともに声を張り上げてチャントを歌い続け、熱戦を盛り上げた。そして、試合後には韓国の選手たちは北朝鮮サポーターの前へ挨拶に向かう。手を叩いて健闘を称え、リスペクトを示したのだ」
 
 さらに同メディアは「女子のゲームとは異なり、日本のサポーターも早々に足を運び、韓国と北朝鮮のゲームを観戦していた」と、驚きをもって伝えている。
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