浦和入りの大学No1ボランチ柴戸海。目標は同じポジションの偉大な背番号22!

2017年12月06日 松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)

練習参加で多くのことを感じた柴戸。とりわけ、阿部から大きな影響を受けた。

市立船橋高、明治大というサッカーの名門校を籍を置いてきた柴戸。次はJ屈指の強豪でプレーをする。写真:松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)

 憧れる選手は背番号22のレジェンドだ。
 
 12月6日に明治大で行なわれた合同入団記者会見に参加した柴戸海。来季から浦和でプレーをする大学No1ボランチは、壇上で意気込みを語った。その中で目標とする選手を聞かれると、偉大なる浦和の先人・阿部勇樹の名を挙げた。
 
 同じ守備的MFでCBに対応可能。球際の強さや状況判断の良さなどプレースタイルにも近しいものがあり、柴戸が阿部を目標にするのは容易に想像がつく。「阿部勇樹選手と一緒にプレーをしたいなと思っています。プレーやピッチ外のことで学べることを学んでいきたい」と本人は語り、阿部から多くのことを吸収するつもりであると明かした。
 
 では、何故そのような想いを抱くようになったのか。それは練習参加をした際に同じピッチでプレーをしたからに他ならない。
 
「練習参加をして一緒にプレーをした中で、技術の高さや味方に伝えるコミュニケーション能力の高さ、考える力。そこが本当に素晴らしかった。また、浦和のキャプテンとしてACL優勝に導いたと思うのですが、あの年齢でも活躍されているというのはほんの一握りの人しかできない。それを見て、同じポジションでプレーする選手として尊敬をしています」

【PHOTO】2018Jクラブ・新卒入団&昇格内定~大学編
 
 実際に同じグラウンドに立つと、自分が考えていた以上のものが阿部にあった。プレーやリーダーシップ、ピッチ内外での立ち振る舞い。市立船橋高や明治大という常勝軍団で多くのことを学んできたが、レジェンドとの出会いは大きな衝撃だった。これからはチームメイトとしてともに戦うことになるが、阿部の一挙一動は柴戸にとって大きな財産になる。まずは偉大なキャプテンの背中を追い、プロとして戦う準備を進めていく。

取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストweb編集部)
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