【W杯グループ展望|F組】ドイツが飛び抜けた存在。対抗筆頭はスウェーデンか

2017年12月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

世界王者は第3戦を待たずに16強入りも!?

イタリアを蹴落としたスウェーデン(右上)、7大会連続出場のメキシコ(左下)、アジアの常連・韓国(右下)はいずれも侮りがたい相手ではあるが、それでも図抜けた前回王者ドイツ(左上)の力は図抜けている。 (C) Getty Images

【ロシア・ワールドカップ|グループF展望】

本命:ドイツ
(17大会連続19回目の出場)
対抗:スウェーデン(3大会ぶり12回目の出場)
穴:メキシコ(7大会連続16回目の出場)
大穴:韓国(9大会連続10回目の出場)


 連覇の偉業に挑むドイツが飛び抜けた存在。守護神ノイアーをはじめ各セクションに一線級のタレントを揃え、4バックと3バックを高度に使い分けるなど戦術的柔軟性も申し分ない。大きな不安要素は見当たらず、第3戦を待たずに16強入りを決めても不思議はない。
 
 2位争いの筆頭はスウェーデンだろう。伝統の組織力に根差した堅守速攻は安定感抜群で、プレーオフではイタリアを下すサプライズを演じた。崩しの切り札フォシュベリをはじめ欧州主要リーグで活躍する実力者が少なくなく、地力はメキシコと韓国より上と見なしていい。
 
 W杯での実績ではスウェーデンを上回るメキシコは、ドイツと初戦で当たるのがネック。夏のコンフェデでは1-4と力の差を見せつけられ、今回も大敗するようだと見通しは厳しくなる。
 
 タレント力でも組織力でも劣る韓国も苦戦は必至。頼みの綱であるソン・フンミンが大爆発でもしないかぎり、光明は見出しにくい。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部

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