【W杯グループ展望|E組】ブラジルに次ぐ2位通過はタレント揃いのセルビアか

2017年12月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

“草刈り場”が見当たらないタフなグループ

グループをリードするのはブラジル(左上)で間違いなし! 対抗馬と目されるセルビア(右上)だが、監督人事の影響などが及べば、コスタリカ(左下)、スイス(右下)に脅かされる可能性も。 (C) Getty Images

【ロシア・ワールドカップ|グループE展望】

本命:ブラジル
(21大会連続21回目の出場)
対抗:セルビア(2大会ぶり12回目の出場)
穴:コスタリカ(2大会連続5回目の出場)
大穴:スイス(4大会連続11回目の出場)


 過酷な南米予選をぶっちぎりで首位通過したブラジルが一頭地を抜く存在であるのは間違いないものの、明らかに力が劣る"草刈り場"が見当たらないタフなグループだ。とりわけ2位争いは、熾烈を極めるだろう。
 
 ブラジルの対抗を強いて挙げるなら、マンチェスター・Uで主軸を担うマティッチをはじめ、タディッチやコラロフ、リャイッチなど各ポジションに実力者が揃うセルビアか。ミリンコビッチ=サビッチという超逸材の台頭も心強い。
 
 懸念は、本大会行きを決めた直後に断行した政権交代の影響だ。12月1日現在で正式な後任が決まっておらず、その意味では、ともに16強入りを果たした前回大会の主力がほぼ健在のスイスとコスタリカが、組織的な完成度では上回るだろう。
 
 スイスを「大穴」としたのは、いきなりブラジルと対戦する日程的なマイナスを考慮したから。仮に初戦で大敗すれば、チームの士気が一気に下がりかねない。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部

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