【清水】先制されながらも…。最後は自力で残留を確定

2017年12月02日 サッカーダイジェスト編集部

怒涛の巻き返しで鄭大世が後半に貴重な追加点!

神戸戦でチームの3点目を決めた鄭大世。写真:サッカーダイジェスト

[J1リーグ34節]神戸 – 清水/12月2日/神戸ユ]
 
 16位の甲府との勝点差は2。得失点差では甲府より劣る15位の清水が他会場の結果に関係なく、J1残留を決めるには神戸に勝つ以外になった。
 
 しかし、アウェーに乗り込んでの最終節、清水はなかなかペースを握れない。それどころか、前半の13分に高橋峻希を起点としたカウンターから最後は渡邉千真に右足で決められ、先制を許してしまった。
 
 それでも清水はその6分後にすぐさま追いつく。エリア付近で得たFKを北川航也が直接叩き込み、すぐさまタイスコアに戻した。すると、26分、鄭大世のクロスから増田誓志がゴール正面からハーフボレーで蹴り込み、清水が逆転に成功した。
 
 このまま前半は2-1で終了。清水の1点リードで後半を迎えた。
 
 中盤での潰し合いが続く展開で徐々に流れを引き寄せたのが清水だった。57分、セットプレーから鄭大世がヘッドで合わせて3-1とリードを広げたのだ。
 
 前節の新潟戦は2点のリードを守り切れなかった清水だが、この日は粘り強い守備で神戸の攻撃を阻止。小川慶治朗にゴール前に侵入された79分のピンチもGKの六反勇治などが身体を張って凌いだ。
 
 結局、怒涛の巻き返しで逆転勝利を収めた清水が自力で残留を確定。苦しんだ末にJ2降格を回避した。これで昨季J2からJ1に昇格した3クラブ(札幌、清水、C大阪)がすべて残留することになった。
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