【J1採点&寸評】広島2-1FC東京|稲垣が残留決定弾。注目の久保はデビューを飾るも…

2017年11月26日 古田土恵介(サッカーダイジェスト)

広島――林の好セーブも讃えたい。

【警告】なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】稲垣 祥(広島)

[J1リーグ33節]広島 2-1 FC東京/11月26日(日)/Eスタ
 
【チーム採点・寸評】
広島 7
ボールを保持すると丁寧につなぎ、機を見て急所を突く縦パスを入れる。45分に先制すると、59分の同点弾にもめげずに見事な反発力で勝ち越し。そのままリードを守り切り、厳しかったシーズンのJ1残留を手にした。
 
【広島|採点・寸評】
GK
1 林 卓人 6.5
68分に至近距離のシュートを2度にわたってセーブした、頼れる守護神。38分にはキックフェイントで相手のプレスをいなした。
 
DF
43 椋原健太 6
柏やF・シウバとの連係が良く、右サイドを深い位置まで攻略する。何度もクロスを供給したがチャンスにはつながらず、精度向上に努めたい。
 
5 千葉和彦 6
快足を飛ばす永井への対応に苦慮するが、水際で食い止める。水本とのチャレンジ&カバーの関係性は良好だった。
 
4 水本裕貴 6
コンビを組む千葉、2ボランチと連動しながら相手の1トップ+2シャドーを封殺。59分の失点シーンは山田の後追いとなってしまったことが原因に。
 
3 高橋壮也 6.5
精力的に左サイドをアップダウンし、1対1で相手に勝る。攻撃時にはフリーランのタイミングが良く、的確なサポートを果たしていた。
 
MF
6 青山敏弘 6
パスを縦横に散らしながら、自身も前線へ。ダイナミズムを生んだ。また、危険地帯を埋めるリスク管理能力の高さも目を見張った。
 
15 稲垣 祥 7 Man of The Match
針の穴を通すようなミドルでチームに勝利を呼び込む。守備ではボールホルダーに身体を寄せてフィルター役となり、また青山とともにセカンドボールも奪取した。
 
10 フェリペ・シウバ 6.5
ペナルティエリア隅のスペースに入り込むと、カットインから左足を振り抜いて45分の先制点をアシスト。66分には稲垣の芸術ミドルも引き出した。
 
30 柴﨑晃誠 6.5(83分OUT)
最終ラインとボランチの間にポジショニングをすると、持ち前のテクニックで攻撃の潤滑油に。前半終了間際にはF・シウバのシュートコースを変えて、先制ゴールを決めた。
 
18 柏 好文 6(86分OUT)
配置に縛られず、左右両サイドに自由に顔を出して相手DFを翻弄。決して奪われないボールキープ力は味方に駆け上がる勇気を与える。

次ページ広島――采配と交代策でしっかり試合をクローズ。

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