メッシを温存して臨んだバルサ、狙い通りの展開で決勝トーナメント進出を決める!

2017年11月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルサはボールを保持しながらも無理はせず。

ラキティッチはいつもより一列後方で試合をコントロール。指揮官の期待に応える活躍を見せた。(C)Getty Images

 現地時間11月22日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ第5節のユベントス対バルセロナは、スコアレスドローに終わった。

 ほぼベストの布陣で臨んだホームのユベントスに対し、引き分けでもベスト16進出が決まるバルセロナは、無理はしない。

 エースのリオネル・メッシと、左SBながら今シーズンはチャンスメーカーとしての働きも見せているジョルディ・アルバを後半途中まで温存。イバン・ラキティッチとセルヒオ・ブスケッツを中盤の底に並べ、2列目の中央にパウリーニョを置く、やや守備的ともとれる4-2-3-1システムを採用した。

 ボールを支配しながら守る。バルサにとってはまさしく狙い通りの展開だった。

 前半、ファン・ギジェルモ・クアドラードが右サイドを崩し、ドグラス・コスタが強烈な一撃を見舞ったが、ユベントスにとってのチャンスはこれくらい。バルサはゴールを奪えずとも奪われないという今シーズンの彼らを象徴するような展開を見せた。

 後半もピッチの随所でハイレベルな攻防が見られたものの、互いに何度かあった決定機をものにできない。バルサは56分にジェラール・デウロフェウを下げてメッシを投入するも、なにがなんでもゴールを奪いにいくといった場面はなかった。

 終盤にはパウロ・ディバラの強烈な一撃がバルサ・ゴールを襲ったが、これは守護神マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンのビッグセーブに阻まれ、試合はスコアレスドローのままフィニッシュ。この結果、首位のバルサが狙い通り、決勝トーナメント進出を決めている。
 
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