大陸間プレーオフ中にペルーで地震波を観測。国民の熱狂が大地を揺らす!

2017年11月17日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

国を挙げた総力戦でペルーが36年ぶりにW杯出場を掴み取る。

歓喜の立役者となったペルー代表のファルファン。シャルケ時代は内田とのコンビでドイツを沸かせた重鎮が、予選終盤に代表に復帰し、見事に大仕事を成し遂げた(C) Getty Images

 ペルーが82年大会以来となるワールドカップ出場を決めた予選プレーオフの第2戦で、文字通り、大地を揺るがす出来事が起きていた。イギリス紙『THE SUN』などが報じている。
 
 ニュージーランドでの第1戦をスコアレスドローで終えた両チームは、11月15日にリマのナショナルスタジアムで運命の第2戦を戦った。
 
 試合は28分にジェフェルソン・ファルファンのゴールでペルーが先制。この貴重なゴールに、選手はもちろんサポーターも大興奮だったのだが、そのあまりに激しすぎるアクションに、あるものが反応してしまう。
 
 喜びの感情を爆発させたファンがスタジアムを揺らす。その尋常ではない揺れに、地震検知アプリが反応し、警報を誤送信してしまったのだ。
 
 日本の気象庁にあたるペルーの管轄部署の公式ツイッターでは、直後にこの出来事について投稿している。
 
「信じられないことに、ペルーがニュージーランドとのプレーオフでゴールを決めた瞬間に、地震波が観測された。ただ、これはすぐに自然災害でないことは確認されている。国民の熱狂が、大地を揺らしたのは明らかだ」
 
 その後ペルーは、65分にもクリスティアン・ラモスが追加点を挙げ、ニュージーランドを2-0で下し、36年ぶりの歓喜に酔いしれた。
 
 またこの試合では、ペルーファンがGKのステファン・マリノビッチなど、ニュージーランドの選手数人の顔に緑色のレーザーポイントを照らしたことが発覚。
 
 ほかにも、真偽は定かではないが、ニュージーランド一行の滞在するホテルの周囲で、3回の軍事訓練が行なわれたり、試合前日の深夜3時に花火大会が行なわれたりと、考えられないような妨害行為があったとも言われている。
 
 事実であれば、行き過ぎた行動であることに違いはないが、選手の力だけでなく、国民全体が、今回のペルーに勝利をもたらしたことだけは間違いなさそうだ。
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