【ベルギー戦プレビュー】浅野、長澤が先発? 長谷部不在でアンカーに山口か

2017年11月14日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

守備陣の顔ぶれはブラジル戦と変わらず。

ベルギー戦の予想スタメン。右ウイングには浅野、アンカーは山口が先発か。

 11月14日、日本代表は国際親善試合のベルギー戦に挑む。会場はベルギー・ブルージュのヤン・ブレイデルスタディオン。キックオフは現地時間 20:45 (日本時間 15日4:45)を予定している。
 
 FIFAランキング5位の強豪国ベルギーとの一戦を、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「我々の長所、そして弱点がさらに見られる試合になるでしょう」と捉えている。
 
 4日前のブラジル戦は1-3というスコア以上に実力差を痛感させられた試合だったが、指揮官は「ブラジル戦から10人入れ替えて、ベルギーのような質の高いチームと対戦すれば大きなリスクを伴います」とメンバーの大幅な変更は考えていない。それでも「2~3人、入れ替える可能性はあります」とも語った。
 
 予想される大きな変更点は、ブラジル戦は先発した長谷部誠がベンチスタートとなりそうなことだ。冒頭15分だけ公開された前日練習で、最初のランニングではチームメイトたちと一緒に走っていた長谷部だが、その後のフィジカルメニューからは外れてランニングを続けていただけに、ベルギー戦のスタメンは考えにくい。
 
 長谷部不在の中盤は、山口蛍、井手口陽介、そして長澤和輝か。12日の練習で実施された紅白戦では、主力組と見られるチームに彼ら3人が入り、中盤の形は「アンカー+2インサイドハーフ」だった。
 
 アンカーに山口が収まり、2枚のインサイドハーフに井手口と長澤が並ぶ。出場となれば代表デビューとなる長澤は、「積極的に自分の持っているものを出すしかない」とベルギー戦に向けた意気込みを口にした。
 
 守備陣は、ブラジル戦に続いて川島永嗣がゴールマウスに立ち、最終ラインは右から酒井宏樹、吉田麻也、槙野智章、長友佑都の顔ぶれに。今のハリルジャパンで守備は最重要テーマだけに、今回の欧州遠征ではその土台となるセクションはあまりいじらず、練度向上を優先させてもおかしくはない。指揮官が考える現状のベストの編成で、タレント揃いのベルギーの攻撃陣に対抗する。

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次ページ焦点は「ハイプレスとリトリートの使い分け」。

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