【W杯予選】チュニジア、モロッコが本大会へ! アフリカは5か国が出揃う

2017年11月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

ナイジェリア、エジプト、セネガルに次いで

チュニジアはゴールこそ奪えなかったが、地元で母国の大観衆とともに喜びを味わった。写真は前節ギニア戦。 (C) Getty Images

 11月11日(現地時間)、ロシア・ワールドカップのアフリカ予選最終節が行なわれ、チュニジア、モロッコが本大会出場を決めた。

 グループAでは、勝点13の首位チュニジアが最下位リビアと、首位から勝点3差のコンゴ民主共和国(コンゴDR)が3位ギニアと、それぞれホームで対戦した。
 
 引き分けでもOKのチュニジアは、ムサクニ、バドリらが幾度か得点機を迎えるものの決定力を欠く。結局、スコアレスに終わったものの、守備では90分間を無失点で乗り切り、3大会ぶり5回目の予選突破を果たした。
 
 2位のコンゴDRは先制し、一度は追い付かれるも終盤に2点を追加して勝利。勝点3を加えたものの、74年西ドイツ大会以来(当時の国名はザイール)のW杯は実現ならなかった。
 
 一方、グループCでは、首位モロッコ(勝点9)と2位コートジボワール(勝点8)という、突破の可能性を有する2チームが直接対決を迎えた。
 
 アウェーマッチという厳しい環境での最終戦を迎えたモロッコは、先にホームチームに決定機を作られたものの、25分にディラールが右サイドから上げたクロスがそのままゴールネットを揺らして先制ゴールを奪う。
 
 さらにその5分後、CKをユベントス所属のベナティアがダイレクトで合わせてリードを広げた首位チームは、大きなアドバンテージを手にする。
 
 その後、コートジボワールの反撃を何とかかわしながら、カウンターでチャンスを作って時間の経過を待ったモロッコ。2015年にはコートジボワールをアフリカ王者に引き上げたフランス人のルナール監督に率いられたチームは、5大会ぶり5回目となる大舞台へのチケットを手にした。
 
 これで出場32か国中、26か国が決定。アフリカの戦いは決着し、あとは欧州プレーオフと大陸間プレーオフを残すのみである。
 
◇本大会出場国
開催国:ロシア
欧州:ベルギー、イングランド、ドイツ、スペイン、ポーランド、セルビア、アイスランド、フランス、ポルトガル
南米:ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチン、コロンビア
北中米カリブ:メキシコ、コスタリカ、パナマ
アフリカ:ナイジェリア、エジプト、セネガル、チュニジア、モロッコ
アジア:イラン、日本、韓国、サウジアラビア
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