C・ロナウドの決定力不足が深刻すぎる!決定率は欧州5大リーグで710位

2017年11月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

48本ものシュートを放ちながら…。

シュートの本数が多いのは、組織の中でしっかり機能している証。ゴールラッシュが見られるのも時間の問題か。 (C)Getty Images

 レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、リーガ・エスパニョーラで得点を挙げられずにいるクリスチアーノ・ロナウドへの信頼を強調した。だが、スペイン紙『As』が現地時間11月6日に伝えた数字は、今シーズンのC・ロナウドの決定力不足を如実に表わしている。

 4試合の出場停止により、11節を消化したリーガで7試合にしか出場していないC・ロナウドだが、それでもシュートの本数は48本を記録。データサイト『Opta』の情報として『As』紙が伝えたところによると、これは欧州5大リーグで8位に入る数字だという。

 ところが彼は、48本ものシュートを放ちながら1ゴールしか挙げていない。決定率は2.08%と惨たんたる数字で、こちらは5大リーグで710位という驚きの順位。シュート本数でトップ50に入った選手のうち1ゴールしか挙げていないのは、C・ロナウドのほかに3人しかいないという。

 また、シュート48本はR・マドリーの中で最多の数字。つまり、C・ロナウドはチームのだれよりも多くシュートを放ちながら、1ゴールしか記録できていないのだ。ちなみにマルコ・アセンシオはシュート30本(決定率13.33%)、イスコはシュート22本(同18.18%)で、ともに4ゴールを挙げている。

 5大リーグの得点ランクを見ると、首位のチーロ・インモービレ(ラツィオ)は49本のシュートで14得点(決定率28.57%)。2位のラダメル・ファルカオ(モナコ)は26本で13得点(同50%)と驚異の決定率を誇る。同じく13得点のエディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)も、シュート数は41本(同31.71%)と見事な数字だ。

 12ゴールで4位につけるリオネル・メッシ(バルセロナ)は、5大リーグで最多となる69本のシュートを放ち(同17.39%)。59本でシュート数の2位につけるハリー・ケイン(トッテナム)は8ゴール(同13.56%)、シュート数3位のパウロ・ディバラ(ユベントス)は57本で11ゴール(同19.30%)だった。

 ジダン監督やキャプテンのセルヒオ・ラモスは、「ゴールは決められなくても、違いを作ることでチームの勝利に貢献している」と強調した。だが、これだけ決定力不足を露呈していれば、周囲が騒がしくなるのは当然だ。

 今シーズンが終わったとき、C・ロナウドの決定率はどのように変化しているのだろうか。
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