左で1発、右でも1発。イタリア代表FWが両足でFKを決める快挙達成!

2017年11月05日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

2004年以降では欧州5大リーグで初の偉業。

1点目は左足、2点目は右足でFKを決めたヴェルディ。試合は2-3で逆転負けを喫し空砲に終わる。(C)Getty Images

 史上稀に見る快挙と言っていいだろう。
 
 現地時間11月4日に開催されたセリエA第12節のクロトーネ戦で、ボローニャのシモーネ・ヴェルディが偉業を達成した。
 
 38分、約25メートルの位置から左足でFKを叩き込み、先制ゴールを奪う。GKアレックス・コルダスが一歩も動けない、鮮やかな一撃だった。
 
 同点に追いつかれた直後の45分、再びFKを獲得すると、今度は利き足の右足で魅せる。ペナルティーエリアのやや外から放たれた強烈なシュートが、コルダスの手を弾いてネットに突き刺さった。
 
 左右両足でのFKによるゴール。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙によると、「オプタ」が統計を取り始めた2004-05シーズン以降、欧州5大リーグでこの離れ業を演じたのはヴェルディ以外にいないという。
 
 女子サッカーでは、12年に開催されたU-20ワールドカップのスイス戦で日本代表の田中陽子(現ノジマステラ神奈川相模原)が記録しているが、とはいえ、滅多にお目にかかれる芸当ではない。
 
 ロシア・ワールドカップ出場を懸けたスウェーデンとのプレーオフのメンバー入りは逃したものの、今年3月にイタリア代表で初キャップを刻むなど、評価を挙げているヴェルディ。25歳にして、燻っていた才能が本格開花しようとしている。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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