ケインが間に合った! スパーズはベスト布陣で“白い巨人”とのウェンブリー決戦へ!

2017年11月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

出場停止明けのアリも今季CL初登場へ

マドリー戦の出場が危ぶまれたケイン(手前)の先発が濃厚。その相棒アリ(左)も今季CL初登場と、トッテナムは万全の陣容でビッグゲームに臨む。(C)Getty Images

 2週間前、サンチャゴ・ベルナベウで1-1のドローを演じたトッテナム・ホットスパーとレアル・マドリー。そのリターンマッチが水曜日、聖地ウェンブリーで開催される。ともにチャンピオンズ・リーグのグループステージで2勝1分けの勝点7。首位の座を賭けた大一番だ。
 
 ホームのスパーズ(トッテナムの愛称)にとっての朗報は、前線の核ハリー・ケインの戦列復帰だ。先週は水曜日のカラバンカップ(ウェストハム・ユナイテッド戦)、日曜日のプレミアリーグ(マンチェスター・ユナイテッド戦)でケインを欠き、チームはあえなく連敗。あらためてその存在の大きさを再確認させた。心配されたハムストリングの状態は良好で、火曜日のチーム練習にも参加。マウリシオ・ポチェティーノ監督は前日会見の場で、「間に合った。大丈夫だ。よほどのことがない限り、彼はウェンブリーのピッチに立つだろう」と太鼓判を押した。
 
 さらに、中盤の大黒柱であるデル・アリも、今シーズン初のチャンピオンズ・リーグ登場となる。昨シーズンのヨーロッパリーグで相手選手に悪質なタックルをお見舞いし、UEFAから3試合の出場停止処分を受けていた。4節から晴れて出場OKというわけだ。
 
 3節の敵地ベルナベウでのゲームは、スタンドで観戦した。出場停止中ながら「チームと一緒に戦いたい。僕にできるサポートもある」と、遠征帯同を直訴。ポチェティーノ監督はこれを受諾し、「居ても立ってもいられなかったのだろう。マドリードでは黙々とトレーニングをこなし、サブチームで精力的にプレーしていたよ。デルなりの素晴らしい貢献だった」と振り返った。
 
 ベストメンバーが見込めるスパーズ。この大一番で勝利を挙げ、ふたたび上昇気流に乗りたいところだ。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事