2年弱で“世界一の監督”になったジダン「マドリーにいつまでいるか分からないが…」

2017年10月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

最優秀監督賞の初受賞に感無量のジダン。

受賞のスピーチでジダンは、「ステージよりピッチの方が好きだね」と冗談を言う余裕も見せた。 (C) Getty Images

 2シーズン連続の欧州制覇を成し遂げた"マエストロ"にその栄えある賞が贈られた。

 レアル・マドリーの指揮官であるジネディーヌ・ジダンが、現地時間10月23日にロンドンで行なわれた「ザ・ベストFIFAフットボール・アウォーズ2017」で、男子最優秀監督賞を手にした。トップチームでの指揮キャリアがわずか2年弱ながらも、早くも「世界一の指揮官」に初めて輝いたのだ。
 
 同賞の最終候補には、ジダンの他にチェルシーのアントニオ・コンテ、ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリがノミネートされていたが、マドリーを史上初のチャンピオンズ・リーグ(CL)連覇と2011-12シーズン以来となる国内リーグ優勝に導き、46.22%という圧倒的得票を得たフランス人指揮官が初めて受賞することとなった。ちなみにコンテは11.62%で2位、アッレグリが8.78%で3位だった。
 
 その輝かしい功績が認められたジダンはスピーチで、「全ての選手に感謝を伝えたい。これはとても特別な賞だ」と喜びを述べつつ、英紙『デイリーメール』の取材に対して、次のようにも語った。
 
「私は本当に賞を手にできて嬉しいよ。全ての苦労の先にあるものだからね。マドリーの選手たちが私に感謝すべきかって? それは選手たちに聞いてくれ、私は彼らの上司だが、クラブでは多くの人々が働いている。そして素晴らしい才能がある。そのおかげで偉大なことが達成できるんだ」
 
 さらに記者から今後のキャリアを問われたジダンは、「私は情熱を持ち続けている」と前置きしたうえで、「18か月に渡ってR・マドリーに尽くしてきた。この先、私がどれだけここに留まるかは分からないけど、今はここでの仕事を楽しんでいるよ」と、将来的に別のチームを指揮することを示唆した。
 
 一方で「3度目のチャンピオンズ・リーグ優勝? もちろんトライする。それは可能なことだからね」とCL3連覇への意気込みも口にしたジダンだが、いつの日か噂されるようにパリSGやフランス代表を指揮する日も来るかもしれない。

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