モンテッラ解任ならミラン新監督は「あの闘犬」か!?

2017年10月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

内容的には悪くない試合も多いが結果が…。

結果を残せず立場が危うくなっているモンテッラ監督。内容的には悪くない試合も多いが……。(C)Getty Images

 ここにきて監督交代の噂が絶えないのが、セリエAの名門ミランだ。
 
 今年4月に中国資本となり、今夏は約2億ユーロ(約260億円)を投じて11人の新戦力を獲得する大型補強を慣行。しかし、序盤戦こそまずまずの結果を残したものの、直近6試合は1勝3敗2分けと停滞する。とくにセリエAは10月22日のジェノア戦のスコアレスドローによって4試合で3敗1分けと悲惨な成績に終わっており、9節を終えて9位タイに位置する。
 
 2年目のヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、怪我人が少なくないこともありメンバーとシステムを毎試合いじっているが、新戦力が多いこともあってコンビネーションが深化せず、いまだ最適解を見出せていない。内容的に悪くないゲームも多いが結果を残せていないのは事実で、まだ9試合だがノルマのチャンピオンズ・リーグ出場権(4位以内)とはすでに9ポイント差。その立場は確実に揺らいでいる。
 
 マルコ・ファッソーネCEOとマッシミリアーノ・ミラベッリSDの両首脳は、ここ数試合の結果で指揮官去就に関する決断を下すとの見方が少なくない。レオナルド・ボヌッチが前半で退場しながらドローに持ち込んだジェノア戦後には、『スカイ・スポーツ』などは「とりあえずモンテッラは留任」と報じているが、次節のキエーボ戦(10月25日)の内容と結果次第ではいつ解任となっても不思議はないという。
 
 では、その後任になるのは誰か。ここ1か月ほど挙がった名前は、フリーのカルロ・アンチェロッティ(元バイエルン)、マッシモ・オッド(元ペスカーラ)、ワルテル・マッザーリ(元ワトフォード)、パウロ・ソウザ(元フィオレンティーナ)、フース・ヒディンク(元チェルシー)、フランチェスコ・グイドリン(元スウォンジー)、ロラン・ブラン(元パリSG)、ルイス・エンリケ(元バルセロナ)から、現在は他チームを率いているアントニオ・コンテ(チェルシー)、マッシミリアーノ・アッレグリ(ユベントス)、ウラディミール・ペトコビッチ(スイス代表)マルチェロ・リッピ(中国代表)まで、枚挙にいとまがない。

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