「ブレーキをかけるのは難しい」一発レッドの原口元気にヘルタ指揮官はなんと?

2017年10月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ゲンキはナイスガイだ。あれは意図的ではなかった」

ヘルタのダルダイ監督は会見で、原口を庇うようなコメントを残した。出場停止明けの起用法はいかに!? 注目が集まる。(C)Getty Images

 土曜日のブンデスリーガ8節、ヘルタ・ベルリンvsシャルケ04の一戦で、退場処分を食らった原口元気。ドイツ中のメディアが一斉にその愚行を批判した。
 
 0-0で迎えた前半終了間際だ。ボールを敵に奪われた日本代表MFは相手FWギド・ブルグシュタラーに、ジャンプしながらのハードタックル。足の裏を見せてのチャージで右足首をかっさらい、オーストリア代表ストライカーはもんどりうって倒れた。
 
 主審は迷わずレッドカードを提示。数的不利に陥ったヘルタは後半に劣勢を強いられ、0-2の完敗を喫した。「なんて愚かな行為だ!」や「カンフータックルで試合をぶち壊した」など、国内メディアの厳しいバッシングにさらされたのだ。
 
 試合後、ヘルタのハンガリー人指揮官パル・ダルダイはこう振り返った。ベルリンの地元紙『Berliner Zeitung』が伝えている。
 
「今日はすべてがおかしな方向へと向かってしまった。チーム全体の動きが鈍く、フレッシュさに欠けていた。私は自問自答したよ。『この3日間の準備が間違っていたのではないか』とね。敗れて然りの内容だった」
 
 そして、原口の退場についてもその心情を明かした。
 
「過度に興奮してしまった選手にブレーキをかけるのは、得てして難しいもの。言っておこう。ゲンキはナイスガイだ。あれは意図的なものではなかった」
 
 どちらかと言えば擁護しているように聞こえるが……。
 
 前節のバイエルン・ミュンヘン戦に続いて先発を飾った原口に対して、ダルダイ監督はどんな評価を下したのだろうか。出場停止明けの起用法に注目が集まる。
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