【U-17W杯】不甲斐ないドローに森山監督が憤り「得るものは主力を休ませられたことくらい」

2017年10月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

日本らしい戦いができなかったのは不本意だった。

日本は決定力不足を露呈。中村(13番)の1ゴールに止まった。(C)Getty Images

[U-17W杯]日本1-1ニューカレドニア/10月14日/インド・コルカタ
 
 若き日本代表が、U-17ワールドカップのグループリーグを突破した。14日に行なわれたニューカレドニアとの第3戦に引き分けて、グループ2位が確定。まずは最初の関門を突破したが、チームを率いる森山佳郎監督は、ニューカレドニア戦の出来にまったく満足していなかった。
 
「得るものは主力を休ませられたことくらい。厳しいゲームでミスも多く、日本らしい戦いができなかった。ちょっと不本意でした」
 
 指揮官がそう語る通り、日本の出来は決して良くなかった。ポゼッションで圧倒的優位に立ちながら、奪ったゴールは中村敬斗(三菱養和ユース)の1点のみ。しかも、チャンスを逃し続けた末に、セットプレーから失点し、引き分けに持ち込まれている。疲労を考慮して主力を休ませたとはいえ、森山監督が憤るのは無理もないだろう。
 
 ただし、この試合を無駄にするわけにもいかない。当然、指揮官の頭には、次に向けた修正案も浮かんでいる。
 
「みんなで動いて関り、テクニックを活かしながらゴールに向かって行くところがなかなか、特に今日のメンバーのなかでできなかったのが残念。決勝トーナメントは別物なので、連係を深めて勝ちに行きたい」
 
 タイトな守備で相手を封じ、パスをつないで崩していく日本のスタイル。肝となるコンビネーションを整理して、ラウンド16に挑むつもりだ。
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