元バルサ&ユーベのウルグアイ代表DF、入団半年で早くも新天地と移籍合意

2017年10月03日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

本人は当初から上位が狙えるクラブでのプレーを希望。

今夏にヴェローナに入団したカセレス。しかし、早くも冬のラツィオ移籍で合意した。(C)Getty Images

 ラツィオは早くも来年1月の補強を確定させた。ヴェローナに所属するウルグアイ代表DFのマルティン・カセレスと、6月までの半年契約ですでに合意したからだ。
 
 2016年夏にユベントスとの契約を満了してフリーになり、昨シーズン後半戦はサウサンプトンに所属したが、本人はイタリアでのプレーを望んでいた。
 
 そこで今夏は昇格組のヴェローナと1年契約を交わし、500万ユーロ(約6億4000万円)の違約金が設定された。
 
 しかし、カセレスは当初から上位進出が狙えるクラブでのプレーを望んでおり、ラツィオも夏にサウサンプトンに引き抜かれたヴェスレイ・フートの穴を埋める経験豊富なDFを探していた。そんな両者の意向が合致して今回の合意に繋がった。
 
 もちろんウインターブレイクまでは、ヴェローナの一員としてファビオ・ペッキア監督の下でプレーを続ける。
 
 母国のデフェンソールでプロデビューして以降、ビジャレアル、レクレアティボ、バルセロナ、ユーべ、セビージャ、サウサンプトン、そしてヴェローナと流離ってきたカセレス。ラツィオはキャリアで9クラブ目になる。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
 
※当コラムではディ・マルツィオ氏のオフィシャルサイトにも掲載されていない『サッカーダイジェストWEB』だけの独占記事をお届けします。
 
【著者プロフィール】
Gianluca DI MARZIO(ジャンルカ・ディ・マルツィオ)/1974年3月28日、ナポリ近郊の町に生まれる。パドバ大学在学中の94年に地元のTV局でキャリアをスタートし、2004年から『スカイ・イタリア』に所属する。元プロ監督で現コメンテーターの父ジャンニを通して得た人脈を活かして幅広いネットワークを築き、「移籍マーケットの専門記者」という独自のフィールドを開拓。この分野ではイタリアの第一人者で、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラのバイエルン入りをスクープしてからは、他の欧州諸国でも注目を集めている。
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