自分のゴールと思わず「俺の? 俺のか」 中村俊輔が語った決勝FK弾の真相

2017年09月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

インタビュアーからゴールを問われた中村俊は……。

今季4点目をFKで奪った中村俊だが、試合後に自らのゴールだと知ったようだ。(C) SOCCER DIGEST

[J1リーグ27節]磐田 2-1 大宮/9月23日/ヤマハ

 磐田が中村俊輔のFK弾とムサエフのゴールで前半に2点を奪い、大宮の反撃を後半の1点に抑えて3試合ぶりの勝利を飾った。

 試合後にフラッシュインタビューを受けた中村俊は、考えを巡らせながら、「前半が良かっただけに、後半は少しトーンダウンしてしまい、後半アタマに決められてしまった。そこが課題ですね」と淡々と試合を振り返った。

 そして、自身のJ1での24得点目となるFK弾について問われると、中村俊は自身のゴールだったとは思わなかったようで、「俺の? 俺のか」と照れ笑いを見せた。

 ゴールは20分、敵陣のゴール約30m手前の位置でのFKから、中村俊が左足を振り抜くと、DF高橋祥平の足を掠めてゴール右に吸い込まれた。この得点が、当初は高橋のゴールとアナウンスされたものの、後に中村俊のゴールに変更となった。

 中村俊はFKの狙いを次のように語っている。
「ピッチを濡らしているので、ブレ球というか、低いボールでバウンドさせようかと思ったら、当たり過ぎてコースがズレちゃったんですけど、ああいう形で入ったんで」

 また、中村俊は9月10日、第5子となる男の子が生まれたばかり。得点後のゆりかごダンスについては「やんなくても良かったんですけど…」と照れながらも「今年はアダ(アダイウトン)とか、ダイキ(小川大貴)とか、他にも子どもが生まれた選手がいるので、全員分の(パフォーマンス)だったと思う」とチームメイトの気遣いに感謝した。

 さらに続けて「順位はあまり気にしないが、できるだけ上にしがみついて、ジュビロがこの先も強くなるように今何ができるかを考えながらやっていきたい」と、チームのさらなる飛躍を誓った。
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