「チームが求めるなら、いつだって助けになる」アーセナルDFに捧げる元ドイツ代表MFの金言

2017年09月25日 遠藤孝輔

「不当な扱い」を受けても不平不満を漏らさずに。

アーセナルで飼い殺しになり、すっかり覇気を失くした様子のドゥビュシー(右)。マンU時代に不当な扱いを受けても精進し続けたシュバインシュタイガー(左)を手本に、前を向いてもらいたい。(C)Getty Images

≪注目コメント≫
「ここに自分の未来はない」
発言者:マテュー・ドゥビュシー(アーセナル/フランス代表)

 今夏は自身が望んだニースへの移籍が実現せず、アーセナルで"飼い殺し"(ここまで公式戦出場はゼロ)になっている右サイドバックが母国メディアに胸の内を明かした。「平日はプロと一緒に練習して、週末は子供たち(ユースチーム)とプレーする」状況を強いられ、すっかり覇気をなくした様子だ。現在、32歳。もう一花咲かせるために前を向いてほしい。


≪ドゥビュシーに捧げる"金言"≫
「チームが求めるなら、いつだって助けになる」
発言者:バスティアン・シュバインシュタイガー(シカゴ・ファイアー/元ドイツ代表)

 この常套句に重みが伴ったのは、実績十分の大物がマンチェスター・ユナイテッドで干されている時期の発言だったから。後にジョゼ・モウリーニョ監督本人が認める「不当な扱い」を受けても不平不満を漏らさず、むしろプロの鑑のような言動で男を上げたシュバイニー。同世代のドゥビュシーにとって見倣うべき点は多いはずだ。

文:遠藤孝輔

※ワールドサッカーダイジェスト2017.10.05号より加筆・修正
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