なぜ宇佐美貴史はデュッセルドルフを選んだ? デビュー戦でいきなり日本人対決も

2017年08月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

宇佐美が明かした移籍決断の要因とは?

アウクスブルクでは不遇の時を過ごした宇佐美。G大阪時代の輝きを取り戻し、新天地では出場機会を掴みたい。※写真はデュッセルドルフ公式ツイッターより

 現地時間8月30日、ドイツ・ブンデスリーガ2部のデュッセルドルフは公式サイトで、アウクスブルクの日本代表FW宇佐美貴史を1年間の期限付きで獲得したと発表した。
 
 昨夏にガンバ大阪からアウクスブルクに移籍した宇佐美だが、リーグ戦11試合で無得点と振るわず、今シーズンも公式戦出場なしと不遇が続いていた。
 
 そんななか、宇佐美に手を差し伸べたのがデュッセルドルフだ。公式発表によれば、同クラブのプレミアムパートナーである日本の自動車部品メーカー『東洋タイヤ』が支援を増資し、移籍の実現に一役買ったという。
 
 これまでにバイエルン、ホッフェンハイム、アウクスブルクでプレーし、デュッセルドルフがドイツでの4クラブ目となる。宇佐美は「素晴らしいファンとスタジアムが強く印象に残っていて、それが移籍を決断した要因のひとつ」と話し、こう続けた。
 
「もちろん(デュッセルドルフにある)日本人コミュニティの存在は知っていました。直接的な友人はいないですけど、日本人にとって素晴らしい環境があるので楽しみです」
 
 目標について本人が「今、チームは首位に立っているのでそれを維持するために貢献していきたい」と意気込めば、指揮官のフリートヘルム・フンケルも「秀でた技術を持っており、そして素晴らしいドリブラーだ」と期待を口にする。
 

次ページ指揮官は高原や稲本を指導したドイツ人。

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