【ACL展望】川崎×浦和|衝撃の「4-1」から1か月半。紆余曲折を経た両者が再戦!

2017年08月22日 サッカーダイジェスト編集部

川崎――調子を上げる家長をスタメン起用か。はたまたバランス重視か?

川崎は初のアジア制覇を目指す。エース小林が得点ランク3位の11得点をマークするなど好調。中盤も中村、大島が抜群の存在感を見せている。

アジア・チャンピオンズリーグ準々決勝 第1戦
川崎フロンターレ×浦和レッズ
8月23日/19:00/等々力陸上競技場

 
川崎フロンターレ
今大会の戦績:4勝4分0敗 15得点・5失点
 
 前哨戦となったJ1リーグ13節(7月5日)の対戦では4-1と完勝。ペトロヴィッチ体制下で初めて4-4-2を採用した浦和の間隙を巧みに突いてゴールを重ねた。前回対戦後は、リーグ中断明けに磐田に2-5の大敗を喫するなど一時的な足踏みもあったが、ここ3試合は新潟、鹿島、札幌を相手に3連勝。状態は悪くない。
 
 予想スタメンのポイントは2点。前線とセンターバックの組み合わせだ。特に前線では家長の起用法に注目が集まる。22節の鹿島戦で移籍後リーグ戦初ゴールを挙げるなど調子を上げている男は、右サイドハーフとして存在感を見せつつある。それだけに、ここ2戦通りに先発を果たすか。一方で攻守のバランスを考えれば、トップに阿部、中盤右に小林、中盤左に登里を起用する"従来"の形も考えられる。「攻撃的に戦いたい」と話す指揮官がどのような決断を下すかのが注目される。
 
 最終ラインでは、谷口の相棒の座を奈良とエドゥアルドが争う。リーグ戦ここ3試合では奈良が先発を勝ち取ったが、それ以前はエドゥアルドが定位置を掴んでいただけに、どちらが先発しても不思議はない。
 
 前哨戦では快勝したものの、相手は体制を変えてきているだけに「まったく別のチーム」(鬼木監督)との認識だ。果たして初のベスト4進出を果たせるか。新たな歴史を刻むためにも、まずは第1戦でアドバンテージを得たい。
 
川崎:ACLこれまでの勝ち上がり
GS1/2月22日/水原三星/△1-1
得点者=小林
 
GS2/3月1日/イースタンSC/△1-1
得点者=板倉
 
GS3/3月14日/広州恒大 △1-1
得点者=小林(PK)
 
GS4/4月12日/広州恒大 △0-0
 
GS5/4月25日/水原三星 〇1-0
得点者=奈良
 
GS6/5月9日/イースタンSC 〇4-0
得点者=ハイネル、谷口、長谷川、奈良
 
R16①/5月23日/ムアントン・U 〇3-1
得点者=中村、小林、阿部
 
R16②/5月30日/ムアントン・U 〇4-1
得点者=小林、長谷川、E・ネット、ハイネル
 

次ページ浦和――堀体制で3戦負けなし2連勝中も、いまだ会心の内容からは程遠い。

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