D・コスタが「カリスマ性がない」とコンテを糾弾! 望む新天地はやはり…

2017年08月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「カリスマ性がない」とコンテの指導スタイルを糾弾したD・コスタ。

コンテからメールで戦力外通告を受け取ったというD・コスタ。そのやり方にスペイン代表FWは憤慨している。 (C) Getty Images

 昨シーズンのプレミアリーグ王者チェルシーは、現地時間8月12日の開幕戦でバーンリーに2-3とよもやの黒星を喫した。
 
 それでもアントニオ・コンテ監督から戦力外通告を受けたスペイン代表FWのジエゴ・コスタは、チームから復帰を求められることはないと考えているようだ。英紙『デイリー・メール』のインタビューに応じている。
 
 昨シーズンはチェルシーの2年ぶりのプレミアリーグ戴冠に貢献したD・コスタだが、優勝の余韻が残る6月にコンテ監督から「メールで戦力外通告を受けた」と告白。クラブと決別し、シーズンが開幕した今も故郷のブラジルで過ごしている。
 
 D・コスタのいなくなったチェルシーは、新戦力のアルバロ・モラタ(←R・マドリー)が1ゴール・1アシストと活躍したものの、まさかの黒星発進を喫した。それでも、D・コスタはコンテ監督から"SOS"が届くか問われると、「ノー」と一蹴。「監督が望んでいないのは知っているだろう?」と、指揮官との関係修復はないと断じている。
 
「チェルシーが俺を自由にしてくれるのを待っている。俺も去りたくなかった。幸せだったんだ。だけど、監督から望まれていなければ、出ていくしかない」
 
 D・コスタとコンテ監督の間に亀裂が生じたのは1月のことだった。中国移籍が騒がれる中、「間近だった契約延長にブレーキがかけられた。監督が背後にいると疑ったよ。彼が求めたんだ」と、指揮官を批判している。
 
「コンテの考えは明らかで、非常に揺るぎないものだった。俺は彼がどんな人かを見てきたんだ。彼には彼の意見があり、それは変わらない。偉大な監督としてリスペクトしているし、良い仕事をした。でも、人としては違う。コンテは選手と近い監督じゃない。とても距離を置くんだ。カリスマ性がない」
 
 辛辣に指揮官を評したブラジル出まれのスペイン代表FWは、メールで戦力外通告を受けたことが何よりも許せないようだ。「監督が違う選手を望むのは理解できる。モラタは素晴らしい選手だ。彼はチェルシーで成功するだろう」と述べつつ、「メールはありえない。誠実に、面と向かって直接話すべきだった」と訴えた。
 
「当時は怒っていたけど、今は落ち着いているよ。あのメールは削除していない。『ウソつきだ』と非難されたら、証明できるからね。あれは彼が俺を求めておらず、今後の幸運を祈るという明確なメッセージだった。あの瞬間に関係性は完全に止まった」


 

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