【J1採点&寸評】柏0-0鳥栖|退場者ふたりを出した柏は勝ち切れず。MOMは好セーブを見せた鳥栖の守護神

2017年08月09日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

柏――図抜けた危機察知能力を見せた大谷を高く評価。

【警告】柏=キム・ボギョン(44分、90+4分)、D・オリヴェイラ(51分、90分)鳥栖=チョン・スンヒョン(18分)、イバルボ(44分)
【退場】柏=キム・ボギョン(90+4分)、D・オリヴェイラ(90分) 鳥栖=なし
【MAN OF THE MATCH】権田修一(鳥栖)

[J1・21節]柏0-0鳥栖/8月9日(水)/日立柏サッカー場
 
【チーム採点・寸評】
柏 5.5
後半はブラジル人4人と新戦力キム・ボギョンの個の力で打開を試みた。好連係から決定機を何度も作りながらも、鳥栖の堅守を破れず。悔しいスコアレスドローとなった。
 
【柏|採点・寸評】
GK
23 中村航輔 6
オープンな試合展開になった後半、74分にV・イバルボの至近距離からのシュートをストップ。やや緩んだ守備陣をプレーで締めた。
 
DF
4 中谷進之介 6
常にラインコントロールに気に配り、守備陣を統率。V・イバルボの神出鬼没な動きに困惑も無失点で試合を終わらせた。
 
5 中山雄太 5.5
守備は安定しており、V・イバルボとのマッチアップは見応えがあった。それでも終盤にはリスクをかけてでも攻め上がるような積極性が欲しかった。
 
13 小池龍太 5.5
大胆なオーバーラップなど攻撃面が光った。82分には際どいミドルシュートを放つも、GKのファインセーブにあった。しかし、守備では背後のスペースを使われ、ピンチを招く場面も。
 
22 輪湖直樹 6(79分OUT)
時にはFWと並ぶほど高い位置を取り、果敢にゴールを狙った。エネルギッシュな姿勢は攻撃に厚みをもたらしていた。
 
MF
6 小林祐介 5.5(67分OUT)
前節の神戸戦で負傷した手塚に代わり、スタメン入り。大谷が上がった際に、的確にカバーリングも、無難なパスが多く、やや迫力を欠いた。
 
7 大谷秀和 6.5(85分OUT)
後半は自陣ゴール前まで駆けつけ、相手のカウンターを何度も阻止。その図抜けた危機察知能力で、チームを救った。
 
9 クリスティアーノ 6
2列目から裏への抜け出しが実に効いていた。59分の相手の背後でキム・ボギョンのパスを受けたシーンは、エリア内で倒されるも、ノーファウルの判定に泣いた。
 
14 伊東純也 5.5
この日は持ち味のドリブルは少なかったが、それでも多彩な動き出しで相手の守備陣を翻弄。プレー自体は悪くなかったものの、79分のカウンターからの決定機を決めきれなかったのは、減点材料だ。
 
15 キム・ボギョン 6(90+4分OUT)
柏加入後、リーグ戦3試合目の出場で、前節から2戦連続の先発出場。徐々にコンビネーションが向上しており、59分には華麗なスルーパスで観衆を沸かせた。ただ終盤に2回目の警告を受けて退場。

【柏 0-0 鳥栖 PHOTO】両チームともチャンスを活かせずスコアレスドローに終わる
 

次ページ柏――D・オリヴェイラは、終盤に退場するも及第点。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事