移籍完了のネイマール、バルサへの想い、感謝、そして退団の理由を語る

2017年08月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「僕には挑戦が必要なんだ」

希望と緊張感を持ってバルサに入団した2013年(写真)。そこから多くの経験を積み重ねてきたネイマールは、新たな道を歩むことを決意した。 (C) Getty Images

 現地時間8月3日、パリ・サンジェルマン移籍が正式に決定したネイマール。4日にはパリで会見が行なわれるといわれているが、それより先に自身のインスタグラムにて、4シーズンを過ごしたバルセロナ、そしてそのファンへ感謝のメッセージを送っている。

 
「バルセロナ行きは、挑戦以上のものだった。ビデオゲームのなかの存在だった天才たちと一緒にプレーするのだから。僕がカタルーニャの地に降り立ったのが21歳の時。初めてクラブを訪れた時のことを思い出す。僕のアイドルだったメッシ、バルデス、シャビ、イニエスタ、プジョール、ピケ、ブスケッツたちと同じユニホームを着た時のことを」
 
「バルサはクラブ以上の存在であり、カタルーニャを代表するひとつの国家でもある。そこで僕は、これまで会ったことのないような偉大なアスリートたちと一緒に活動することができた。とても誇りに思う。
 
 メッシとはピッチ上でパートナーになり、ピッチの外でも友人となることができた。彼と一緒にプレーできたことも、大きな誇りだ。メッシ、スアレスとともに、全てを征服することができた」
 
 こう、バルサでの日々を振り返り、「単なる町以上存在であるバルセロナで、僕は忘れられない瞬間を過ごした。この町を、カタルーニャを愛している」と語りながらも、退団を決意した理由を、次のように挙げている。
 
「でも、アスリートには挑戦が必要なんだ。バルサとカタルーニャは、いつも僕の心のなかにあるけど、僕には新しい挑戦が必要だ。僕はパリSGのオファーを受け入れ、ファンが望むタイトルの獲得を手助けすることを、新たな目標とすることにした。大きなキャリアプランを考え、その挑戦のための準備をしている」
 
 最後に「ブラウグラナのファンの情熱、そして多くのことを学ばせてくれた仲間たちに感謝している。みんなの存在は常に心のなかにあるけど、去る時がやって来たんだ」と記したネイマール。今回の移籍では、代理人である父親の意見を押し切って、自分の考えを通したことなども明かしている。
 
 世紀のメガディールを経て、新たな挑戦に臨むこととなるネイマール。背番号10を身に纏い、チームの中心としてリーグアン、そして欧州での戦いに身を投じることになる彼を待ち受けているのは、彼の望んだより大きな栄光か、あるいは……。その歩みに注目しよう。
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