【J1採点&寸評】横浜 2-2 清水|痛恨のPK失敗の齋藤だが2点に絡む活躍ぶり。MOMはチームを救った清水のエース

2017年07月29日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

横浜――鮮やかなボレーを決めた天野は「6.5」。

【警告】横浜=マルティノス(68分)、齋藤(90分) 清水=六反(28分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】鄭 大世(清水)

[J1リーグ第19節]横浜 2-2 清水/7月29日/日産スタジアム
 
【チーム採点・寸評】
横浜 5.5
前半終了間際の齋藤のPK失敗は痛恨だったが、2-1のリードで迎えた後半も良い入り方ができていた。ただ、押し込む時間帯で3点目を奪えずにいると、相手にペースを握られ、立て続けに決定機を作られて同点弾を許す。途中出場の選手も機能せず、引き分けが精一杯だった。
 
【横浜|採点・寸評】
GK
21 飯倉大樹 5.5
長谷川のヘッドはノーチャンスだったが、右サイドを崩されて、最後はニアを抜かれた鄭のシュートは止められなかった。
 
DF
27 松原 健 6
本職の守備では危なげないプレーを見せ、周囲と連動しながら果敢に前に出て行ったが、決定的な仕事はできなかった。
 
22 中澤佑二 5.5
相手のプレスにも慌てずボールを動かす。局面の勝負では強さを発揮してピンチを潰したが、同点の場面ではクロスをブロックできなかった。
 
34 ミロシュ・デゲネク 5.5
5試合ぶりの先発。当たり前のことを当たり前にこなす安定感は相変わらずも、イージーなミスも散見された。
 
24 山中亮輔 6
スピードに乗ったドリブルで左サイドを駆け上がり、狙いすましたクロスで天野のゴールをお膳立て。32分のミドルはバーの上に。
 
MF
8 中町公祐 6(73分OUT)
質の高いパスでアタッカー陣を走らせる。守備面では、素早く攻守を切り替えて、鋭いプレスバックでDF陣を助けたが、ピンチを招く軽いプレーも。
 
6 扇原貴宏 5
テンポ良くボールを出し入れしてゲームを作った一方、1失点目は長谷川を自由にさせ、2失点目は目の前にいた鄭のシュートに間に合わなかった。
 
10 齋藤 学 6
良くも悪くもこの日の試合を決した男。先制点にも2点目にも絡み、前半終了間際には自らのドリブル突破で得たPKのキッカーに。しかしこれをまさかの失敗。今季初ゴールはまたもやお預けに。
 
14 天野 純 6.5
良い形でパスを受けた13分のシュートは決められなかったが、42分の決定機は鮮やかなボレーでネットを揺らす。後半の途中からはボランチでプレーし、最後まで攻守に奮闘した。
 
20 マルティノス 6
左サイドで先発も、先制点の場面では右サイドから仕掛け、カットインから自慢の左足でねじ込む。しかし、2失点目はアシストした松原をストップできなかった。

次ページ横浜――期待に応えられなかった途中出場のアタッカーふたりは厳しく評価。

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